WordPress多言語化プラグイン徹底比較!gtranslate vs translatepress
目次
- 1. 価格
- 2. 翻訳精度
- 3. 言語サポート
- 4. 使いやすさ
- 5. SEO対策
- 6. カスタマーサポート
- 7. 互換性
- 8. 追加機能
- gtranslate と translatepress の長所・短所まとめ
- 結論:どちらのプラグインがおすすめ?
- 関連リンク
- 未来のフロンティア
- 最新テクノロジー ニュース
WordPressでウェブサイトを多言語化したいと考えている方にとって、翻訳プラグインは必須アイテムです。数あるプラグインの中でも、 gtranslate と translatepress は特に人気があります。
本記事では、gtranslate と translatepress を以下の8つの観点から徹底的に比較し、それぞれの特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
- 価格
- 翻訳精度
- 言語サポート
- 使いやすさ
- SEO対策
- カスタマーサポート
- 互換性
- 追加機能
それぞれのプラグインがどのようなユーザーに適しているのか、最終的な結論としてまとめますので、ぜひ参考にしてください。
1. 価格
プラグイン | プラン | 価格 | 機能 |
---|---|---|---|
gtranslate | Free | 無料 | 103言語の自動翻訳、翻訳表示方法の選択、言語サポートの選択 |
Standard | 初期費用:77,000円(税込)<br>月額費用:16,500円(税込) | 専用管理画面、翻訳編集、多言語SEO、多言語サイト向け個別URL | |
Pro | 初期費用:132,000円(税込)<br>月額費用:27,500円(税込) | Standardプランの機能に加え、画像の最適化、複数ドメインへの対応 | |
translatepress | Free | 無料 | フロントエンドでの翻訳、1つの言語への翻訳、Google翻訳の利用 |
Personal | 年額$79 | 1つのサイトで無制限の言語に翻訳、翻訳編集、SEOサポート、自動言語検出 | |
Business | 年額$139 | 3つのサイトでPersonalプランの機能に加え、DeepL翻訳の利用 | |
Developer | 年額$199 | 無制限のサイトでBusinessプランの機能に加え、開発者向けの機能 |
gtranslate は無料プランでも基本的な翻訳機能を利用できますが、SEO対策や翻訳編集などの機能を利用するには有料プランへの加入が必要です。 また、有料プランは15日間の無料トライアルが用意されているため、試してから購入を検討することができます。 一方、translatepress は無料プランでは1つの言語への翻訳しかできません。 SEO対策や翻訳編集、DeepL翻訳などの機能を利用するには有料プランへの加入が必要です。
gtranslateの料金体系は初期費用と月額費用が発生するのに対し、translatepressは年間プランのみとなっています。 予算に限りがある場合は、月額費用のgtranslateの方が導入しやすいでしょう。 しかし、長期的に利用することを考えると、年間プランのtranslatepressの方が割安になる可能性があります。
2. 翻訳精度
gtranslate は Google の翻訳サービスを利用しているため、高い翻訳精度を誇ります。 機械翻訳とニューラル翻訳の両方に対応しており、より自然で正確な翻訳を提供しています。 ただし、固有名詞や専門用語など、文脈によっては正確に翻訳されない場合があります。
translatepress は Google 翻訳と DeepL 翻訳の両方を利用できます。 DeepL 翻訳は Google 翻訳よりも高精度であると評価されているため、より自然で正確な翻訳を求めるユーザーに適しています。 ただし、DeepL 翻訳は有料プランでのみ利用可能です。
両者とも自動翻訳機能を備えていますが、translatepressは無料版でも翻訳を手動で編集できる点が大きな違いです。 gtranslateでは、翻訳の編集は有料版でのみ可能です。 そのため、翻訳の精度を重視する場合は、translatepressの方がおすすめです。
![翻訳精度](https://eyhckmc58jb.exactdn.com/wp-content/uploads/2025/02/WordPress多言語化プラグイン徹底比較gtranslate-vs-translatepress-visual-selection.png?strip=all&lossy=1&ssl=1)
3. 言語サポート
gtranslate は 103言語 に対応しています。 translatepress は 221言語以上 に対応しており、gtranslate よりも多くの言語をサポートしています。 対応言語数が多い方が、より多くのユーザーにウェブサイトを届けることができるため、グローバルな展開を視野に入れている場合はtranslatepressが有利です。
![WordPress多言語化プラグイン徹底比較!gtranslate vs translatepress](https://eyhckmc58jb.exactdn.com/wp-content/uploads/2025/02/WordPress多言語化プラグイン徹底比較!gtranslate-vs-1-1024x585.png?strip=all&lossy=1&ssl=1)
4. 使いやすさ
gtranslate は WordPress にプラグインをインストールするだけで簡単に利用できます。 翻訳の設定も比較的簡単で、初心者でも使いやすいインターフェースとなっています。
translatepress はフロントエンドで翻訳作業を行えるため、視覚的に翻訳内容を確認しながら作業できます。 翻訳したい箇所をクリックするだけで翻訳エディターが開き、直感的に操作できます。 また、translatepressは訪問者のブラウザの言語またはIPアドレスに基づいて、自動的に適切な言語にリダイレクトする機能を備えています。 例えば、日本語のサイトにアメリカのユーザーがアクセスした場合、自動的に英語のページにリダイレクトされます。
translatepressのフロントエンドでの翻訳は、リアルタイムプレビュー機能と組み合わせることで、さらに使いやすさが向上します。 翻訳結果をすぐに確認できるため、編集とプレビューの切り替えの手間が省け、作業効率が格段に向上します。
![使いやすさ](https://eyhckmc58jb.exactdn.com/wp-content/uploads/2025/02/WordPress多言語化プラグイン徹底比較gtranslate-vs-translatepress-visual-selection-1.png?strip=all&lossy=1&ssl=1)
5. SEO対策
gtranslate の有料プランでは、多言語SEOに対応しています。 翻訳されたページに個別のURLを設定できるため、各言語で検索エンジンのランキングに表示されやすくなります。 translatepress も SEO に強く、ページタイトルやメタディスクリプション、アンカーテキストなどを翻訳できます。 また、各言語のページに個別のURLを設定できるため、gtranslate と同様に多言語SEOに効果的です。
多言語SEOにおいて、翻訳されたページに個別のURLを設定することは非常に重要です。 検索エンジンは、URLに基づいてページの言語を判断するため、個別のURLを設定することで、各言語のユーザーに適切なページを表示することができます。
しかし、translatepress の自動リダイレクト機能はGooglebotとの相性が悪く、SEOに悪影響を与える可能性があるため、使用されていません。 SEO対策を重視する場合は、この点に注意が必要です。 また、gtranslateでは、有料プランでないと翻訳ページが外国の検索エンジンにインデックスされません。
![](https://eyhckmc58jb.exactdn.com/wp-content/uploads/2025/02/WordPress多言語化プラグイン徹底比較gtranslate-vs-translatepress-visual-selection-2.png?strip=all&lossy=1&ssl=1)
6. カスタマーサポート
gtranslate はメールでのサポートを提供しています。 translatepress はメールサポートを提供しており、通常24時間以内に返信があります。
7. 互換性
gtranslate は WooCommerce などの主要な WordPress プラグインとの互換性を備えています。 translatepress は WordPress のテーマや他のプラグインとの互換性が高いとされています。
8. 追加機能
gtranslate は翻訳編集機能、自動言語検出機能などを提供しています。 翻訳されたコンテンツはデータベースに保存されるため、サイトの表示速度に影響を与えません。 これは、データベースに翻訳データが保存されることで、ページの読み込み時に翻訳処理を行う必要がなくなり、表示速度が向上するためです。
translatepress は翻訳編集機能、自動言語検出機能、言語に基づいたナビゲーション、翻訳者アカウントなどの機能を提供しています。 翻訳者アカウント機能は、プロの翻訳者や、異なる言語スキルを持つチームメンバーとの共同作業を可能にします。 また、translatepressは、特定の文字列を一度翻訳すれば、サイト内の他の場所で同じ文字列が出てきた場合、自動的に翻訳してくれる機能があります。 これにより、翻訳作業の効率化が図れます。
![WordPress多言語化プラグイン徹底比較!gtranslate vs translatepress](https://eyhckmc58jb.exactdn.com/wp-content/uploads/2025/02/WordPress多言語化プラグイン徹底比較!gtranslate-vs-2-1024x585.png?strip=all&lossy=1&ssl=1)
gtranslate と translatepress の長所・短所まとめ
gtranslate
長所
- Google の翻訳サービスを利用した高精度な翻訳
- 103言語に対応
- 無料プランでも基本的な機能を利用可能
- WooCommerce との互換性
- 翻訳コンテンツはデータベースに保存され、サイトの表示速度に影響を与えない
短所
- SEO対策や翻訳編集などの機能は有料プランのみ
- 固有名詞や専門用語など、文脈によっては正確に翻訳されない場合がある
- 有料プランは公開サイトでのみ使用可能
- 開発環境でのテストが難しい
translatepress
長所
- フロントエンドで翻訳作業を行える
- 221言語以上に対応
- DeepL 翻訳を利用可能 (有料プランのみ)
- SEO に強い
- WordPress のテーマや他のプラグインとの互換性が高い
- 翻訳者アカウント機能で共同作業が可能
- 特定の文字列を一度翻訳すれば、サイト内の他の場所でも自動的に翻訳される
短所
- 無料プランでは1つの言語への翻訳しかできない
- DeepL 翻訳は有料プランのみ
- 年間プランのみ
- 自動リダイレクト機能はGooglebotとの相性が悪く、SEOに悪影響を与える可能性がある
結論:どちらのプラグインがおすすめ?
gtranslate と translatepress はどちらも優れた多言語化プラグインですが、それぞれの特徴やメリット・デメリットがあります。
gtranslate は、低価格で多言語化を実現したいユーザー、まずは無料で試してみたいユーザー、WooCommerce を利用しているサイトにおすすめです。 一方、translatepress は、より高精度な翻訳を求めるユーザー、多くの言語に対応させたいユーザー、視覚的に翻訳作業を行いたいユーザーにおすすめです。
価格を重視するなら gtranslate、翻訳精度と多言語対応を重視するなら translatepress を選択すると良いでしょう。
最終的には、ご自身のニーズや予算に合わせて最適なプラグインを選択してください。
関連リンク
gtranslate
- gtranslate公式サイト:https://gtranslate.io/
translatepress
- translatepress公式サイト:https://translatepress.com/
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