フィデリティ・インベストメンツが、独自のステーブルコインを発表する準備を進めているとの報道がありました。このボストンに本社を置く資産運用会社は、5兆ドル以上の資産を管理しており、現在、コインのテストを進めています。これは、トークン化された米国財務省証券市場への拡大の一環として位置付けられています。
目次
主なポイント
- フィデリティは、米ドルに裏付けられたステーブルコインの承認を求めている。
- このコインは、フィデリティのブロックチェーンベースの金融商品で使用される可能性がある。
- ステーブルコインは、トークン化された財務省関連取引の決済レイヤーとして機能する可能性がある。
- フィデリティは最近、ビットコインを6000万ドル購入し、ソラナETFの申請も行った。
ステーブルコインの背景
フィデリティのステーブルコインは、デジタル現金の代替として機能し、同社のブロックチェーンベースの米ドルマネーマーケットファンドに統合される可能性があります。これは、伝統的な金融機関がブロックチェーンインフラを試験的に利用する動きの一環です。
現在、ステーブルコイン市場は非常に競争が激しく、テザーのUSDTやサークルのUSDCが市場の大部分を占めています。これらのコインは、暗号通貨セクターの約90%を占めており、フィデリティの新たな試みがどのように市場に影響を与えるか注目されています。
フィデリティの最近の動き
フィデリティは、2025年に向けての戦略の一環として、以下のような最近の動きを見せています:
- ビットコイン購入: フィデリティは、FBTC ETFを通じて6000万ドルのビットコインを購入しました。
- ソラナETFの申請: シカゴ・オプション取引所(CBOE)に対して、ソラナETFの申請を行いました。
- デジタルファンドの登録: 米国財務省証券に投資する「Treasury Digital Fund」の「OnChain」シェアクラスを登録しました。
規制の変化と市場の展望
フィデリティの動きは、米国の規制当局が暗号通貨に対する態度を変化させている中で行われています。特に、トランプ大統領が選挙戦で暗号通貨を支持したことが影響を与えています。これにより、ドルに裏付けられたステーブルコインの成長が促進される可能性があります。
フィデリティは、今後の市場において、国の中央銀行や政府がビットコインに戦略的なポジションを持つことを期待しています。これにより、ステーブルコインの需要が高まることが予想されます。
フィデリティの新たなステーブルコインの発表は、金融業界におけるブロックチェーン技術の進展を示す重要な一歩となるでしょう。
出典
- Fidelity Reportedly Preparing to Debut In-House Stablecoin, PYMNTS.com.
- Fidelity Investments reportedly plans to launch stablecoin, TheStreet.