Node.js 24が登場！何が変わったのか、超初心者向けに解説します
プログラミングの世界に足を踏み入れたばかりの皆さん、こんにちは！今回は、Web開発でよく使われる「Node.js（ノード・ジェイエス）」の最新バージョン24について、どこよりも分かりやすく解説していきます。まるで、新しい料理のレシピが出た！というくらいの気軽な気持ちで読んでみてくださいね。
Node.jsって何？
まず、Node.jsって何か？という話から始めましょう。Node.jsは、JavaScriptというプログラミング言語を、Webブラウザだけでなく、サーバー（Webサイトの情報を保管・配信するコンピューター）でも動かせるようにしたものです。例えるなら、普段スマホで使っているアプリを、パソコンでも動かせるようにする、みたいなイメージですね。これにより、Webサイトの裏側（サーバー側）もJavaScriptで作れるようになり、開発がとても楽になったんです。
今回のアップデートのポイント
さて、今回のNode.js 24のアップデートには、いくつかの重要なポイントがあります。順番に見ていきましょう。
V8エンジンのバージョンアップ
まず、Node.jsの心臓部とも言える「V8エンジン」がバージョンアップしました。V8エンジンというのは、JavaScriptのプログラムを実際に動かすためのソフトウェアのこと。車のエンジンを想像してもらうと分かりやすいかもしれません。このエンジンが新しくなることで、JavaScriptの処理速度が向上し、より高速で快適なWebサイトやアプリケーションが作れるようになります。
今回のV8エンジン13.6へのアップデートでは、Float16Arrayという新しい機能が追加されました。これは、より少ないメモリで数値を扱えるようにするもので、特に画像処理などを行う際に効果を発揮します。また、WebAssembly Memory64のサポートも追加され、WebAssembly（ウェブアセンブリ：Webブラウザで高速に動くプログラムを作るための技術）を使ったプログラムがより効率的に動くようになりました。
NPMもバージョンアップ
次に、「NPM（Node Package Manager）」もバージョンアップしました。NPMは、Node.jsで使う便利なツールや部品（パッケージ）を管理するためのものです。例えるなら、料理で使う様々な調味料や調理器具をまとめて管理してくれる便利な道具箱、みたいなものですね。NPMが新しくなることで、パッケージのインストールや管理がよりスムーズになり、セキュリティも向上します。
MSVCのサポート終了、ClangCLが必須に
今回のアップデートでちょっと注意が必要なのが、「MSVC（Microsoft Visual C++）」のサポートが終了したことです。MSVCは、Microsoftが提供しているC++というプログラミング言語のコンパイラ（プログラムをコンピューターが理解できる言葉に翻訳するソフトウェア）のこと。今後は、「ClangCL」という別のコンパイラを使う必要があります。WindowsでNode.jsを開発している方は、少し設定を変更する必要があるかもしれません。
その他の細かい変更点
他にも、Node.js 24では、以下のような細かい変更点があります。
- AsyncLocalStorageの改善: 非同期処理（複数の処理を同時に行うこと）におけるデータの管理がより効率的になりました。
- URLPattern APIの追加: URL（Webサイトのアドレス）のパターンマッチング（特定の条件に合うURLを探すこと）が簡単にできるようになりました。
- テストランナーの改善: プログラムのテストがより簡単になりました。
まとめ
Node.js 24は、V8エンジンのバージョンアップやNPMの改善など、様々な点で進化を遂げています。MSVCのサポート終了など、一部注意が必要な点もありますが、全体としては、より高速で安全なWeb開発を実現するためのアップデートと言えるでしょう。
今回のアップデートで、ますますWeb開発が楽しくなりそうですね！私も新しい機能を試して、何か面白いものが作れたら、またブログで紹介したいと思います。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです：
Node.js 24 drops MSVC support