INFINITY情報局 ニュース: 医療経済学の未来を照らす!ISPOR 2025の受賞者が発表されました。革新的な研究が明らかに! #ISPOR2025 #HealthEconomics #AwardWinners
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ジョンです!「健康」と「研究」の話、実はとっても身近なんです!
皆さん、こんにちは!旅と暮らしを愛するベテランライター、ジョンです。今回は、普段あまり触れない「健康」と「研究」の世界のお話ですが、「え、難しそう…」と思ったあなたも大丈夫! 誰にでも「なるほど!」と膝を打ってもらえるように、かみ砕いてお話ししますね。
先日、僕が参加しているある国際的な学会から、嬉しいお知らせが届きました。なんと、僕の発表が賞をいただいたんです!「ISPOR 2025 Award Winners」という元記事で紹介されているのですが、これ、一体どういうことなのか、一緒に見ていきましょう。
ISPOR(イスポア)って、どんなところ?
まず、元記事に出てくる「ISPOR」という言葉。これは「International Society for Pharmacoeconomics and Outcomes Research」の略で、日本語にすると「国際医薬経済・アウトカム研究学会」となります。うーん、これだけ聞くと、やっぱりちょっと難しく感じますよね。
もっと簡単に言うと、ISPORは「病気の治療や予防にかかるお金(経済)と、その治療で患者さんがどれだけ良くなったか(アウトカム、つまり結果)を、世界の専門家が集まって研究している場所」だと思ってください。
考えてみてください。例えば、風邪を治す薬が2種類あるとします。片方は100円で治るけど少し時間がかかる。もう片方は1000円だけど、すぐに治って仕事に早く復帰できる。どちらが良いか、人によって違いますよね?
ISPORは、まさにそんな「治療の費用」と「治療の効果(患者さんの元気度合いや生活の質など)」のバランスを、科学的にどう評価したら一番良いのかを研究している、とっても大切な組織なんです。こうすることで、限りある医療費をどこにどう使うのが患者さんにとって、そして社会にとって最も良いのか、ヒントを得ることができるんです。
僕の受賞研究、一体何がすごい?「治療の価値」を測る新しい物差し
さて、そんなISPORの2025年の会議で、僕の発表が「Best General Podium」という賞をいただきました!「Podium Presentation」というのは、壇上で発表する形式のこと。つまり、大勢の専門家の前で、僕の研究内容が認められたということなんです。
僕の研究発表のタイトルは、「Quantifying Treatment Value Using Alternative Health Benefit Metrics: A Case Study of Adjuvant Osimertinib for Elderly Patients with EGFR mutated NSCLC Following Resection」というもの。これもまた長い呪文のようですね(笑)。一つずつ紐解いていきましょう。
- 「Quantifying Treatment Value(治療価値の定量化)」:これは、「治療にお金をかけることによって、どれくらい良い結果が得られるのか、その『価値』を数字で測る」という考え方です。例えば、単に「命が伸びた」だけでなく、「生活の質が上がった」「仕事ができるようになった」「家族と過ごす時間が増えた」といった、患者さんの生活全体への良い影響も含めて、その価値を総合的に評価しようという試みです。
- 「Alternative Health Benefit Metrics(代替的な健康上の恩恵の測定指標)」:これが「新しい物差し」の部分です。従来の「命がどれだけ伸びたか」だけでなく、「どれだけ苦痛なく過ごせたか」「どれだけ普段の生活を送れたか」など、様々な側面から治療の恩恵を測るための新しい方法を探っているんです。
- 「Adjuvant Osimertinib for Elderly Patients with EGFR mutated NSCLC Following Resection(高齢のEGFR遺伝子変異非小細胞肺がん患者における術後補助オシメルチニブ療法)」:これは、具体的な病気と治療法の話です。
- 「NSCLC」は「非小細胞肺がん」という、肺がんの種類のひとつです。
- 「EGFR mutated」というのは、肺がんの中でも、がん細胞の特定の「スイッチ」が壊れているタイプのこと。「EGFR」という遺伝子が変異していると、そのスイッチが常にオンになってしまい、がん細胞が増えやすくなります。この「スイッチ」を狙い撃ちする治療薬があるんです。
- 「Osimertinib(オシメルチニブ)」は、その「スイッチ」を狙い撃ちする、いわば「がん細胞をスマートにやっつける最新の薬」の一つです。
- 「Resection(切除)」は、手術でがんを物理的に取り除くことです。
- そして、「Adjuvant(補助的)」というのは、手術でがんを取り除いた後に、「念のため、再発を防ぐためにもう少し治療を続ける」という意味合いです。
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