東南アジアの会社がビットコインを「会社の貯金」に？デジアジア社の新しい挑戦をわかりやすく解説！
こんにちは、ブロックチェーン案内人のジョンです！
最近、なんだかむずかしいニュースが多いな…と感じているあなたに、今日はちょっとワクワクするかもしれないお話をお届けします。東南アジアで注目されている「デジアジア社（DigiAsia Corp）」という会社が、なんと「ビットコイン」を会社の資産として持ち始める、というニュースが飛び込んできました！
「え、会社がビットコインを持つの？」「それってどういうこと？」と初めて聞く方にもわかるように、ゆっくり解説していきますね！
デジアジア社ってどんな会社？「フィンテック」も解説！
まず、ニュースの主役である「デジアジア社（DigiAsia Corp）」について簡単にご紹介します。この会社は、インドネシアなど東南アジアで活躍する「フィンテック企業」の一つです。
「フィンテックって何だろう？」と首をかしげた方もいるかもしれませんね。フィンテックとは、「ファイナンス（金融）」と「テクノロジー（技術）」を組み合わせた言葉で、IT技術を使って、もっと便利で新しい金融サービスを提供することを指します。例えば、スマートフォンで簡単にお金を送ったり、お店での支払いをキャッシュレスで済ませたりするサービスなどが、フィンテックの代表例です。
デジアジア社は、特に「サービスとしてのフィンテック（Fintech-as-a-Service）」という形で、他の会社が金融サービスをスムーズに始められるように、技術やプラットフォーム（サービスを提供するための土台となるシステム）を提供している会社なんですよ。
会社がビットコインを持つ？「ビットコイン財務戦略」とは？
次に、今回のニュースで一番大切なポイント、「ビットコイン財務戦略」についてお話ししましょう。
「財務戦略（Corporate Treasury Strategy）」というのは、会社が持っているお金やその他の資産（会社の財産のことですね）を、どうやって管理して、将来のために役立てていくか、という計画のことです。これは、私たちが家庭で「うちの貯金、どうやって上手に運用しようかな？」と考えるのに少し似ていますね。
そして、「ビットコイン財務戦略」というのは、その会社が持っているお金の一部を使って「ビットコイン」を保有し、管理していこうという戦略なんです。
「ビットコイン」という言葉は聞いたことがあるかもしれませんね。これは、インターネット上で使えるデジタルなお金の一種で、特定の国や銀行に管理されていないのが大きな特徴です。デジアジア社は、このビットコインを将来の資産形成の一つとして、長期的に保有することを目指しているようです。
どうやってビットコインを手に入れるの？資金調達のお話
「でも、会社がビットコインを買うためのお金はどこから来るの？」と気になりますよね。
デジアジア社は、このビットコイン財務戦略を始めるための第一歩として、まず約300万ドル（日本円でだいたい4億5千万円くらい。為替レートによって金額は変わります）のお金を借り入れる契約を結んだと発表しました。
このお金は、「ハイ・ウェスト・キャピタル・パートナーズ（High West Capital Partners）」という投資会社から借りるそうです。そして、この借入れは「ノンリコースローン」という種類のものだと報じられています。ちょっと専門的ですが、これはもし万が一、借りたお金を返すのが難しくなった場合でも、差し押さえの対象となるのは購入したビットコインだけで、会社の他の大事な資産（例えば、会社の建物や他の事業資金など）は守られる、という仕組みの借入れ方法です。会社にとっては、新しい挑戦をする際のリスクを少し抑えやすい方法の一つなんですね。
そして驚くことに、この300万ドルはまだ始まりに過ぎないようです。報道によれば、デジアジア社は長期的にはなんと1億ドル（日本円で約150億円以上！これも為替レートで変動します）もの規模でビットコインを保有することを目指しているそうですよ！これはかなり大きな計画ですね！
なぜ会社がビットコインに注目するの？
「そもそも、なんで会社がビットコインを持とうとするの？」という疑問も自然と湧いてきますよね。これにはいくつかの理由が考えられますが、初心者の方にもわかりやすく言うと、主に以下のような点が挙げられます。
- 新しい資産としての可能性：ビットコインは、これまでの株式や不動産といった伝統的な資産とは異なる、新しいタイプのデジタル資産として世界中で注目されています。将来的にその価値が上がるかもしれない、と期待する企業や投資家がいるんですね。（もちろん、逆に価値が下がるリスクもあります。）
- インフレへの備えとして：世の中に出回るお金の量が増えすぎて、お金の価値が相対的に下がってしまうこと（これをインフレーション、略してインフレと言います）に対する備えの一つとして、ビットコインを選ぶ会社も出てきています。
ただ、会社がビットコインを本格的に資産として持つという動きは、まだ世界的に見ても新しいトレンドです。アメリカなどでは既にいくつかの企業が始めていますが、東南アジアの企業がこのような戦略を取るのは、まだ珍しいケースかもしれません。デジアジア社のような会社が先駆けて挑戦することで、これから他の企業も追随するのか、注目が集まりますね。
ジョンからのひと言
今回のニュース、東南アジアのフィンテック企業が会社の資産戦略としてビットコインを取り入れるというのは、個人的にとても興味深い動きだと感じました。これは、ビットコインが一部の技術に詳しい人たちだけのものではなく、より広い範囲で「価値を保存する手段」や「投資対象の一つ」として認識され始めている証拠の一つかもしれませんね。まだまだ新しい分野なので、これからどんな風に企業とビットコインの関係が発展していくのか、ジョンもワクワクしながら見守っていきたいと思います！皆さんも、このニュースをきっかけに、少しだけビットコインやブロックチェーンの世界に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです：
Fintech Company DigiAsia Corp to Launch Bitcoin Treasury
Strategy