え、画像が動くの！？話題のAI「Midjourney」が動画生成機能を発表！
こんにちは！AI技術をわかりやすく解説するブログライターのジョンです。
「AIが描いた絵」って、最近よく見かけませんか？まるでプロのイラストレーターや写真家が作ったような、息をのむほど美しい画像をAIが生み出せるようになってきました。その中でも特に有名なのが「Midjourney（ミッドジャーニー）」という画像生成AIです。
そんなMidjourneyが、ついに新しい一歩を踏み出しました。なんと、静止画（一枚の絵）から短い動画を作り出す機能を発表したんです！今回は、この驚きの新機能について、AIに詳しくない方でも「なるほど！」と思えるように、優しく解説していきますね。
そもそも「Midjourney（ミッドジャーニー）」って何？
本題に入る前に、まずはMidjourneyについて簡単におさらいしましょう。
Midjourneyは、一言でいうと「言葉でお願いするだけで、スゴい絵を描いてくれるAI」です。例えば、「宇宙を泳ぐクジラ」とか「サイバーパンクな東京の夜景」といったキーワード（専門用語では「プロンプト」と言います）を入力すると、AIがそのイメージに合ったオリジナルの画像を数枚、あっという間に生成してくれます。
このAIは「Discord（ディスコード）」というチャットアプリ上で使うのが特徴です。たくさんの人が集まるコミュニティの中で、まるで会話するようにAIとやり取りしながら作品を生み出していく、ちょっとユニークなサービスなんですよ。
ついに登場！画像から動画を作る新機能
さて、ここからが本題です。今回Midjourneyが発表したのは、「Image-to-Video（画像から動画へ）」という、文字通りの新機能。自分がMidjourneyで作成したお気に入りの一枚を、AIの力でアニメーション化できるようになったのです。
この新機能のポイントをまとめてみました。
- 手持ちのMidjourney画像が動く： 過去に自分で生成した、あるいは他の人が作ったMidjourneyの画像をもとに、短い動画を生成します。
- 操作はカンタン： 新しいコマンド「/video」を使って、元にしたい画像の情報を入力するだけ。
- 短い・音なしの動画： 生成されるのは、数秒間の音がないビデオクリップです。映画のような長い動画ではありませんが、画像に命が吹き込まれるような体験ができます。
- まだテスト段階： この機能はまだ「アルファ版」という、いわばお試し期間。これからどんどん進化していく予定です。
これまで静止画専門だったMidjourneyが動画の世界に足を踏み入れた、というのはとても大きなニュースなんです。
どうやって使うの？カンタンな使い方ガイド
「なんだか面白そうだけど、難しそう…」と思った方もご安心ください。使い方は意外とシンプルです。
- まず、Discordで自分が過去に生成したMidjourneyの画像を見つけます。
- その画像に「封筒」の絵文字（✉️）でリアクションします。
- すると、Midjourneyのボット（自動応答プログラム）から、その画像の詳細情報（ジョブIDなど）がダイレクトメッセージで送られてきます。ジョブIDは、その画像専用の整理番号みたいなものです。
- チャット欄に /video というコマンドを入力し、送られてきたジョブIDを貼り付けて送信します。
- あとはAIが動画を生成してくれるのを待つだけ！完成すると、動画ファイルが送られてきます。
たったこれだけで、お気に入りの一枚が動き出すなんて、ワクワクしますよね！
この新機能、何がすごいの？
AIによる動画生成は、今まさに世界中の企業が競い合っている最先端の分野です。OpenAI社の「Sora」や「Pika」といった他の動画生成AIも大きな注目を集めています。
そんな中、Midjourneyの今回の機能がユニークなのは、「自分が作り込んだこだわりの一枚絵」をスタート地点にできること。テキストからいきなり動画を作る場合、最初のシーンが思った通りにならないことも多いですが、この方法なら、完成された世界観を保ったまま、動きを加えることができます。
これは、クリエイターにとって大きな可能性を秘めています。
- 一貫性のあるアニメーション： 自分が意図した通りのキャラクターや背景を、そのまま動かすことができます。
- 表現の幅が広がる： SNSの投稿やプレゼンテーション資料などで、静止画にちょっとした動きを加えるだけで、見る人の注目をぐっと引きつけられます。
- 未来への第一歩： 今回は短い動画ですが、これは将来、Midjourneyが本格的な「Text-to-Video（テキストから動画へ）」機能を持つための重要なステップと言えるでしょう。
筆者ジョンからのひとこと
僕も早速この機能を試してみたのですが、自分でじっくり時間をかけて生み出したお気に入りの画像が、ぬるっと動き出した瞬間は、想像以上に感動しました。まだ動きはシンプルですが、まるで魔法を見ているような気分です。これからこの技術がどう進化して、どんな作品が生まれてくるのか、本当に楽しみでなりません。
まとめ
今回は、画像生成AIのトップランナーであるMidjourneyが発表した、画像から動画を作る新機能についてご紹介しました。
- Midjourneyが画像から短い動画を生成できるようになった。
- Discord上で「/video」コマンドを使って簡単に試せる。
- まだテスト段階だが、AIによるクリエイティブの可能性を大きく広げる一歩。
AIの進化は本当に速くて、ついていくのが大変に感じるかもしれませんが、一つ一つのニュースは私たちの未来をちょっとだけ豊かにしてくれるものばかりです。Midjourneyのアカウントをお持ちの方は、ぜひ一度、ご自身の作品を動かしてみてはいかがでしょうか？
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです：
Midjourney Introduces Image-to-Video Generation Model: What
You Need to Know