イーサリアムが2倍速くなるかも？メタバースにも影響大な「ブロックタイム半減」のニュースを解説！
こんにちは、メタバースの最新情報をわかりやすくお届けするブログライターのジョンです！
最近、メタバースやNFTの世界を支える重要な技術「イーサリアム」に、大きな変化が訪れるかもしれないというニュースが話題になっています。それは、処理速度が今の2倍になるかもしれない、というもの。
「なんだか難しそう…」と感じた方も大丈夫です！この記事では、専門用語をできるだけ使わずに、このニュースが私たちにどんな影響を与えるのかを、初心者の方にもわかるように、じっくり解説していきますね。
そもそも「イーサリアム」って何だっけ？
本題に入る前に、まずは「イーサリアム」について簡単におさらいしましょう。
イーサリアムは、ビットコインと同じように暗号資産（仮想通貨）の一種として有名ですが、実はそれだけではありません。イーサリアムは「さまざまなインターネット上のサービスを動かすための土台（プラットフォーム）」としての役割が非常に大きいんです。
皆さんが楽しんでいるメタバースの空間や、NFTアート、ブロックチェーンゲームの多くは、このイーサリアムという土台の上で動いています。パソコンでいうOS（WindowsやMac）のような、とっても重要な存在だとイメージしてください。
今回のニュースの核心：「ブロックタイム」が半分になる？
さて、今回のニュースのポイントは「ブロックタイムを12秒から6秒に短縮する」という提案（専門的にはEIP-7782と呼ばれます）が注目されている、という点です。
「ブロックタイムって何？」と思いますよね。ここで、イーサリアムを一つの大きな鉄道システムに例えてみましょう。
- 取引データ：乗客や荷物
- ブロック：乗客や荷物を乗せる「車両」
- ブロックタイム：車両が駅を出発する「間隔」
イーサリアムでは、世界中で行われた取引（NFTの売買や送金など）のデータが「ブロック」という箱に詰め込まれて、記録されていきます。今までは、このブロック（車両）が12秒に1本の間隔で出発していました。
今回の提案は、この出発間隔を6秒に1本にしよう、というもの。つまり、電車が2倍の頻度で走るようになるイメージです。これが実現すれば、私たちの「荷物（取引データ）」が目的地に届くまでの時間がぐっと短くなります。
どんな良いことがあるの？（メリット）
ブロックタイムが短くなると、私たちユーザーにはたくさんのメリットがあります。
- 取引の承認が速くなる！
メタバース内でアイテムを買ったり、NFTを送ったりしたとき、その取引が「確定」するまでの待ち時間が半分になります。サクサクと快適に操作できるようになるので、ストレスが大きく減ります。 - メタバースやゲームがもっと快適に！
特に、リアルタイムの反応が求められるゲームなどでは、この速度アップは非常に重要です。よりスムーズで、遅延の少ない体験が可能になります。 - ネットワークの混雑が緩和される
一度に処理できる取引の数が増えるため、たくさんの人が同時に利用しても、ネットワークが混雑しにくくなります。いわば、電車の本数が増えて、満員電車が少し解消されるようなものですね。
課題や心配な点は？（デメリット）
もちろん、良いことばかりではありません。この変更には、技術的な課題も伴います。
先ほどの鉄道の例で言うと、電車の運行間隔を急に半分にすると、駅員さん（イーサリアムのネットワークを支える世界中のコンピューター）が対応しきれなくなる可能性があります。「次の電車が来るのが早すぎて、準備が間に合わない！」という状況です。
そうなると、一部の駅員さんが電車に乗り遅れてしまったり（専門的にはブロックの取りこぼしと言います）、システム全体が不安定になってしまう危険性があります。そのため、この変更を実現するには、世界中の関係者が足並みをそろえて、慎重にシステムの更新を行い、十分なテストを重ねる必要があるのです。
ジョンからのひと言
個人的には、このニュースにはとてもワクワクしています。メタバースがもっと身近で快適な場所になる可能性を秘めていますからね。もちろん、技術的な課題をクリアすることが大前提ですが、イーサリアムのコミュニティがこの大きな挑戦にどう取り組んでいくのか、今後も注目していきたいと思います。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです：
Proposal To Halve Ethereum’s Block Times Gains
Traction