【2025年最新】My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)とは?初心者向けに徹底解説!
「ゲームで遊びながらお金を稼ぐ」という言葉を聞いたことがありますか?そんな夢のようなコンセプトを実現したのが「GameFi(ゲームファイ)」や「ブロックチェーンゲーム」と呼ばれる新しいジャンルのゲームです。
今回は、その中でも特に日本のブロックチェーンゲームの草分け的存在として知られる「My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)」、通称「マイクリ」について、初心者の方にも分かりやすく、その魅力や始め方を徹底的に解説していきます。
2018年のリリースから現在に至るまで、多くのプレイヤーに愛され続けているこのゲーム。この記事を読めば、あなたもマイクリの世界に飛び込みたくなること間違いなしです!
My Crypto Heroesの概要とゲームの主な特徴
My Crypto Heroesは、歴史上の英雄たちをモチーフにしたキャラクター(ヒーロー)を集めて育て、バトルさせるRPGバトルゲームです。最大の特徴は、ゲーム内のヒーローやアイテムが「NFT(非代替性トークン)」というデジタル資産になっており、プレイヤーが本当に「所有」できる点にあります。
ゲームの魅力を支える主な特徴を見ていきましょう。
- 歴史上の偉人がヒーローとして登場
ナポレオン、ジャンヌ・ダルク、織田信長など、世界中の歴史上の偉人たちがユニークなヒーローとして登場します。それぞれのヒーローは異なるステータスやスキルを持っており、コレクションする楽しみがあります。 - 戦略性の高いターン制バトル
ゲームの核となるのは、3体のヒーローでチームを組んで戦うターン制のバトルです。ヒーローに「エクステンション」と呼ばれるアイテムを装備させることで、スキルが発動します。公式ヘルプによると、「エクステンションをセットしたヒーローは、順番に3つのスキルを使用」します。どのヒーローにどのエクステンションを装備させるか、どの順番で戦わせるかといった戦略が勝利の鍵を握ります。また、ヒーローには少量のHPを回復する「Rest」というアクティブスキルも備わっています。 - 多彩なクエストとPvP(対人戦)
一人で楽しめる「クエスト」でヒーローを育てたり、レアなアイテムを探したりするだけでなく、他のプレイヤーと腕を競う「デュエル」や、プレイヤーたちが「ランド」と呼ばれる国に分かれて競い合う大規模なバトルも用意されており、やりこみ要素が満載です。 - Play to Earn (P2E) – 遊んで稼ぐ
クエストやバトルで手に入れたレアなヒーローやエクステンションは、NFTとしてプレイヤー自身の資産となります。これらを外部のNFTマーケットプレイスで売買することで、実際に収益を得ることが可能です。これが「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」と呼ばれる仕組みです。
マイクリを支える技術的な要素
「ブロックチェーン」や「NFT」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、ここではマイクリがどのような技術で動いているのかを簡単に解説します。
NFTとブロックチェーンの利用
NFT(Non-Fungible Token / 非代替性トークン)とは、デジタルデータに唯一無二の価値を与える技術です。ブロックチェーン(分散型台帳技術)上に記録されることで、そのデータの所有権が証明され、コピーや改ざんが極めて困難になります。
マイクリでは、以下のものがNFTとして扱われています。
- ヒーロー: あなたが所有するキャラクター。
- エクステンション: ヒーローに装備させる武器や防具などのアイテム。
これらがNFTであるため、ゲームの運営会社がサービスを終了したとしても、あなたの資産としてウォレットに残り続けます(ただし、ゲーム内で利用できるかは別の問題です)。この「真の所有権」が、従来のゲームとの決定的な違いです。
対応ブロックチェーン
My Crypto Heroesは当初、イーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上に構築されたゲームとしてスタートしました。イーサリアムはNFTゲームの分野で最もメジャーなプラットフォームの一つです。
しかし、取引手数料(ガス代)の高騰といった課題に対応するため、現在ではPolygon(ポリゴン)などの他のブロックチェーンにも対応し、より快適にプレイできるよう進化しています。さらに、近年ではゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」との連携も深めており、「My Crypto Heroesのゲーム内アチーブメントをOasysプロフィールに接続」できるようになるなど、マルチチェーン展開を積極的に進めています。
スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で特定の条件が満たされたときに自動的に実行されるプログラムのことです。マイクリでは、NFTの発行、バトル結果の記録、アイテムの取引などが、このスマートコントラクトによって透明性高く、かつ自動で処理されています。これにより、運営の不正や介入がなく、公正なゲーム環境が保たれています。
仮想通貨(暗号資産)の使用
マイクリの世界では、主に2種類のトークン(仮想通貨)が使われています。
- MCHC (My Crypto Heroes Coin)
ゲームのガバナンストークン兼ユーティリティトークンです。CoinDeskなどのニュースサイトでも価格情報が追跡されています。主に、特別なイベントへの参加権や、ゲームの方針決定に関わる投票(ガバナンス)に使用されます。仮想通貨取引所を通じて日本円に換金することも可能です。 - GUM (Game User Money)
ゲーム内専用の通貨です。ヒーローのスタミナ回復や、ゲーム内ショップでのアイテム購入などに使用されます。GUMはイーサリアム(ETH)などから交換して入手します。
My Crypto Heroesの始め方
「面白そうだけど、始めるのが難しそう…」と感じる方のために、簡単なステップで始め方を解説します。
- 仮想通貨ウォレットの準備
まず、NFTや仮想通貨を管理するための「ウォレット」が必要です。最も一般的なのは、PCのブラウザ拡張機能やスマホアプリとして使える「MetaMask(メタマスク)」です。公式サイトからインストールし、アカウントを作成しましょう。※シークレットリカバリーフレーズは絶対に他人に教えず、安全な場所に保管してください。 - 公式サイトにアクセスしてログイン
ウォレットの準備ができたら、My Crypto Heroes公式サイトにアクセスします。「Game Start」などのボタンを押し、先ほど作成したMetaMaskウォレットを接続してログインします。 - ヒーローの入手
ゲームをプレイするにはヒーローが必要です。マイクリでは、最初にいくつかの無料ヒーローが配布されるため、完全無料で始めることも可能です。より強力なヒーローが欲しい場合は、以下の方法で入手できます。- 公式セール: ゲーム内で定期的に開催されるセールで新規ヒーローを購入する。
- NFTマーケットプレイス: 「OpenSea」などの外部マーケットプレイスで、他のプレイヤーが出品しているヒーローを購入する。
- いざ、冒険へ!
ヒーローを手に入れたら、早速チームを編成して「クエスト」に出かけましょう!バトルを重ねてヒーローをレベルアップさせ、より強力なエクステンションを手に入れてチームを強化していくのが、このゲームの醍醐味です。
評判と評価
長年にわたり運営されているマイクリには、多くのプレイヤーからの声や評価が寄せられています。
プレイヤーの声(ポジティブな評価)
- 歴史と実績: X(旧Twitter)でのパートナーシップ発表などを見ると、マイクリは「Web3で最も象徴的で長く続いているNFTゲームの一つ」と評されており、その歴史と安定した運営が高く評価されています。
- 奥深い戦略性: シンプルに見えるバトルシステムですが、ヒーロー、エクステンション、チーム編成の組み合わせは無限大で、非常に奥深い戦略性を楽しめます。
- 活発なコミュニティ: プレイヤーが国(ランド)に所属して協力・対戦するため、コミュニティが非常に活発です。YouTubeチャンネル「【マイクリ】始まりの国Dragon 公式チャンネル」のように、ランド単位での情報発信も行われています。
- 継続的なアップデート: Oasysとの連携強化や、Astrena AIとのパートナーシップ発表など、新しい技術を積極的に取り入れ、ゲームを進化させ続けている点も評価されています。
批判的な意見(課題点)
一方で、特にブロックチェーンゲーム初心者が直面しがちな課題も指摘されています。
- 初期の複雑さ: ウォレットの作成や仮想通貨の扱いなど、ゲームを始めるまでのハードルが、従来のスマホゲームに比べて高いと感じる人もいます。
- 情報の多さ: ゲームシステムが複雑で専門用語も多いため、全ての要素を理解するまでに時間がかかるという意見もあります。
- P2Eのバランス: 「稼ぐこと」が目的化しすぎると、純粋にゲームを楽しむ気持ちが薄れてしまう可能性がある点は、多くのP2Eゲームに共通する課題です。
よくある質問(Q&A)
- Q1: ブロックチェーンって、結局何がすごいのですか?
- A1: 一言で言えば「デジタルデータに資産価値を持たせることができる技術」です。マイクリでは、あなたが手に入れたヒーローやアイテムが、ただのゲームデータではなく、ブロックチェーンによって「あなたの所有物」であることが証明されます。これにより、ゲームの枠を超えて自由に売買できる、新しい形の資産となるのです。
- Q2: ゲーム内通貨のGUMやMCHCはどうやって使うのですか?
- A2: GUMは、主に日々のゲームプレイを快適にするために使います。クエスト挑戦に必要なスタミナの回復や、ゲーム内のショップでヒーローの強化に必要なアイテムを買う際に消費します。
MCHCは、より高度な用途で使われる通貨です。特別なイベントへの参加チケットになったり、ゲームの将来に関する重要な決定に投票する権利(ガバナンス)として機能したりします。また、仮想通貨取引所を通じて現金化できるのは、主にこのMCHCになります。 - Q3: NFTのヒーローやアイテムは、どうやって売買するのですか?
- A3: 主に、OpenSea(オープンシー)のような外部のNFTマーケットプレイスを利用します。手順は以下の通りです。
1. OpenSeaに自分のウォレット(MetaMaskなど)を接続します。
2. 自分のウォレット内にあるマイクリのNFT(ヒーローやエクステンション)が自動的に表示されます。
3. 売りたいNFTを選び、「売却」ボタンを押して価格を設定します。
4. 他の誰かがその価格で購入すると、あなたのウォレットに仮想通貨(ETHやMATICなど)が支払われます。取引はスマートコントラクトによって自動で安全に行われます。
開発元情報
- 開発会社: My Crypto Heroesは、日本のdouble jump.tokyo株式会社によって開発・運営されています。同社は、日本のブロックチェーンゲーム業界を牽引するリーディングカンパニーの一つです。
- 技術的パートナー: SERP情報によると、AI技術を持つAstrena AIとのパートナーシップや、ゲーム特化型ブロックチェーンOasysとの連携が確認されています。これにより、ゲームに新たな技術や体験がもたらされることが期待されます。
- ロードマップ: 公式に発表されている長期的なロードマップは常に変動しますが、近年の動向として、他のゲームとの連携やマルチチェーン対応(Oasysなど)、AI技術の活用といった方向性が示されています。一方で、同社が運営していた関連ゲーム「My Crypto Saga」はサービスを中断するなど、リソースを中核であるマイクリに集中させている様子も伺えます。
まとめ
My Crypto Heroesは、単なるゲームではありません。ブロックチェーンとNFTという最先端技術を活用し、「ゲーム内資産の所有」という新しい体験を提供する、新時代のRPGバトルゲームです。2018年の登場から今まで、常に進化を続け、多くのプレイヤーに支えられてきました。
最初は少し戸惑う部分もあるかもしれませんが、無料でも始められ、奥深い戦略性と活発なコミュニティがあなたを待っています。この記事をきっかけに、あなたも歴史上の英雄たちと共に、マイクリの世界へ冒険に出てみてはいかがでしょうか。
免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。NFTや仮想通貨の取引には価格変動リスクが伴います。いかなる投資判断も、ご自身の責任と判断で行ってください。
参照元記事 & 関連リンク集
- 公式サイト: https://www.mycryptoheroes.net/
- 公式ヘルプ(スキルについて): https://www.mycryptoheroes.net/help-posts/3MFGkQNcm8jXxKmeocnxWz
- 公式X (旧Twitter): https://x.com/mycryptoheroes_
- MCH Verse 公式X (旧Twitter): https://twitter.com/MCHVerse
- CoinDesk (MCHC価格情報): https://www.coindesk.com/price/mchc/news