【注意喚起】「失った仮想通貨、取り戻します」その言葉、信じても大丈夫?
こんにちは、あなたの知らないブロックチェーンの世界を、どこよりもやさしく解説するブロガーのジョンです!
最近、ビットコインをはじめとする仮想通貨(暗号資産とも呼ばれます)のニュースを耳にする機会が増えましたね。「自分も始めてみようかな?」と考えている方も多いのではないでしょうか。でも、新しい技術には新しいリスクもつきものです。今日は、海外の掲示板で見つけた少し怖いお話をきっかけに、皆さんにぜひ知っておいてほしい「仮想通貨の詐g被害と、その後の落とし穴」についてお話ししたいと思います。
ある日突然、1億円以上の資産が消えた…?
僕が今回見つけたのは、海外の仮想通貨フォーラムに投稿された、ある方の悲痛な叫びでした。その方は、オンラインの取引業者を信じて投資をした結果、なんと110万ドル(日本円で1億円以上!)もの大金を失ってしまったそうです。
「最初はうまく利益が出ていたのに、いざ大きなお金を引き出そうとしたら、なんだかんだ理由をつけられて拒否され、最終的に連絡が取れなくなってしまった…」
これは、残念ながら仮想通貨の世界で頻繁に報告される詐欺の典型的な手口の一つです。立派なウェブサイトや親切な担当者を装って信頼させ、大切なお金をだまし取ってしまうのです。まるで、見た目は豪華なのに実は存在しない「幽霊ホテル」にお金を預けてしまうようなものですね。
投稿者の方は絶望の淵に立たされたそうですが、幸いにも「Cyber Constable Intelligence」という専門家の助けを借りて、資金を取り戻すことができた、と語っていました。一件落dampingに聞こえますが、実はここに、さらに大きな注意点があります。
二次被害の罠:「失ったお金を取り戻す」という甘い誘惑
詐欺に遭ってしまい、大切なお金を失った人は「なんとかして取り戻したい」と藁にもすがる思いになりますよね。詐欺師たちは、そんな被害者の心理につけ込んできます。
これが「二次被害」や「回復詐欺(リカバリー詐欺)」と呼ばれる手口です。
その手口は、以下のようなものです。
- 「私たちは凄腕のハッカーです」と名乗り、失った仮想通貨を追跡して取り戻せるとアピールする。
- 「調査費用」「手数料」といった名目で、先にお金を支払うように要求する。
- お金を支払うと、「相手のセキュリティが強固で、追加の機材が必要です」などと、さらにお金を要求してくる。
- 最終的には、連絡が取れなくなり、またお金を失ってしまう…。
今回ご紹介した記事で宣伝されている「専門家」が必ずしもそうだとは断定できません。しかし、一般的に「失った仮想通貨を取り戻す」と謳って個人や民間の企業が金銭を要求してくる場合、その多くが詐欺である可能性が非常に高い、というのが専門家たちの共通認識です。
なぜなら、ブロックチェーン(取引の記録をみんなで共有し、鎖のようにつなげて管理する技術)の仕組み上、一度送金してしまった仮想通貨を個人の力で取り戻すことは、ほぼ不可能だからです。取引の記録は世界中のコンピューターに残り、一度記録されると改ざんが極めて困難、というのがブロックチェーンの大きな特徴。この特徴が悪用されると、送金を取り消すこともできなくなってしまうのです。
もし被害に遭ってしまったら?正しい対処法
では、万が一詐欺被害に遭ってしまったら、どうすればよいのでしょうか。焦って怪しい「回復業者」に頼る前に、以下の正しいステップを踏むことが重要です。
- 警察に相談する
まずは最寄りの警察署や、サイバー犯罪相談窓口に被害を届け出ましょう。犯人逮捕や資金の差押えにつながる可能性があります。 - 国民生活センターや消費生活センターに相談する
専門の相談員が、今後の対応についてアドバイスをくれます。全国どこからでも「188(いやや!)」で電話相談ができます。 - 仮想通貨や詐欺問題に詳しい弁護士に相談する
法的な手続きを通じて、資金の返還を求めることができる場合があります。弁護士に相談することで、どのような選択肢があるのかを具体的に知ることができます。
覚えておいてください:公的機関や法律の専門家ではない、見知らぬ個人や企業が「手数料を払えば取り戻せる」と言ってきたら、それは詐欺を疑うべきサインです。
ジョンからのひとこと
新しい技術の世界は、大きな可能性と同時に、未知のリスクもはらんでいます。特に、お金が絡む話では、「うますぎる話」は存在しないと心に刻んでおくことが、自分自身を守る一番の盾になります。失った時の絶望感は計り知れませんが、そんな時こそ冷静になり、正しい相談先に助けを求める勇気が大切ですね。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
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