ビットコインを「担保」にお金を借りる？Unchained社が達成したすごい記録！
こんにちは、ブロックチェーン技術を分かりやすく解説するブロガーのジョンです！
皆さんは「ビットコイン」と聞くと、「買ったり売ったりするもの」というイメージが強いかもしれません。でも実は、ビットコインはもっと色々な使い方ができるんです。今回は、ビットコインをまるで不動産や金（ゴールド）のように「資産」として活用する、面白いニュースをご紹介します！
ビットコインを担保にお金を借りるってどういうこと？
まず、今回のニュースの主役である「Unchained」という会社が何をしているか、簡単に説明しますね。彼らは「ビットコインを担保にしたローン（融資）」のサービスを提供しています。
「担保（たんぽ）」という言葉、少し難しいかもしれませんね。これは、お金を借りるときに「もし返せなかったら、この価値ある品物で代わりに支払います」と約束するために預けるもののことです。例えば、大切な腕時計を預けてお金を借りる質屋さんのような仕組みを想像してみてください。お金をきちんと返せば、腕時計は手元に戻ってきますよね。
ビットコイン担保ローンもこれと全く同じ仕組みです。自分が持っているビットコインをUnchained社に預ける（担保に入れる）ことで、日本円や米ドルのような現金（法定通貨といいます）を借りることができます。そして、借りたお金を返済すれば、預けていたビットコインはちゃんと自分のものとして戻ってきます。
「なんでわざわざそんなことをするの？」と思うかもしれません。これは、「手元に現金は必要だけど、将来価値が上がるかもしれないビットコインは売りたくない！」という人が利用するサービスなんです。
Unchained社が達成した「10億ドル」という大記録！
さて、ここからが本題です。このUnchained社が、なんとビットコインを担保にしたローンの総額で10億ドル（日本円で約1500億円以上！）を突破した、というニュースです！
これは本当にすごいことで、ビットコインを資産として活用する動きが、世界中で本格的に広まっている証拠と言えます。さらに、Unchained社は金利（ローンにかかる手数料のことです）を引き下げたことも発表しており、より多くの人が利用しやすくなっています。
Unchainedが信頼される2つの大きな理由
「でも、大切なビットコインを会社に預けるのって、ちょっと不安…」と感じる方もいるでしょう。その通りです。だからこそ、Unchained社は顧客の資産を安全に守るための、とても重要な仕組みを採用しています。特に注目すべきは以下の2点です。
- ノン・リハイポシケーションという約束
これは少し専門的な言葉ですが、「ノン・リハイポシケーション（顧客から預かった資産を、会社が勝手に再利用しないという約束）」を掲げています。どういうことかというと、私たちが預けたビットコインを、Unchained社が自分たちのビジネスや投資のために使うことは一切ない、ということです。例えるなら、駐車場に預けた車を、管理人が勝手に乗り回したりしない、というような当たり前だけど、とても大切な約束です。これにより、顧客の資産は安全に保管されます。 - 顧客も管理する「マルチシグ」という金庫
ビットコインの保管には「マルチシグ・ヴォールト（複数の『鍵』がないと開けられない、とても安全な金庫）」という技術を使っています。この金庫を開けるには、Unchained社が持つ「鍵」と、なんとお金を借りている顧客自身が持つ「鍵」の両方が必要なのです。つまり、会社側だけで勝手にビットコインを動かすことはできません。銀行の貸金庫のように、銀行の鍵と自分の鍵の両方がないと開かない仕組みを想像してもらうと分かりやすいかもしれません。この仕組みによって、顧客は自分の資産に対して高い管理能力を持つことができます。
筆者のコメント
今回のニュースは、ビットコインが単なる「デジタル通貨」から、不動産や株式のような「信頼される金融資産」へと進化していることを示す、とてもワクワクする出来事だと感じました。特にUnchained社のように、顧客の資産保護を最優先に考える企業が登場することで、ブロックチェーン技術への信頼がさらに深まっていくのではないでしょうか。金融の新しい未来に向けた、大きな一歩だと思います。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです：
Unchained Surpasses $1 Billion in Bitcoin-Backed Loan
Originations