会社の「貯金箱」にビットコイン？ マイクロストラテジー社の挑戦が示す、お金の新しい未来
こんにちは、ブロガーのジョンです！
みなさん、大きな会社が儲けたお金をどうしているか、考えたことはありますか？普通は銀行に預けたり、新しい事業に投資したりしますよね。でも最近、その「会社の貯金箱」の中身に、ちょっと変わったものを入れる企業が出てきたんです。それが、ビットコイン（Bitcoin）なんです。
今回は、ある調査レポートをきっかけに、企業とお金の新しい関係について、テクノロジーに詳しくない方にも分かりやすく解説していきますね！
会社の資産にビットコイン？ なぜ今、注目されているのか
これまで、会社が持っている資産といえば、現金（円やドル）、株、不動産などが一般的でした。これらは、会社の「貸借対照表（たいしゃくたいしょうひょう）」という、会社の財産リストのようなものに記録されています。
ところが、最近の流れとして、この財産リストに「暗号資産（仮想通貨）」、特にビットコインを加える企業が増えてきているんです。
なぜでしょうか？ 主な理由として、以下の2つが考えられます。
- 将来の価値への期待：「デジタルゴールド」とも呼ばれるビットコインは、将来的に価値が上がるかもしれないと期待されています。会社の大事な資産を、未来への投資としてビットコインで持っておこう、という考え方です。
- 新しい時代の資産：インターネットが当たり前になったように、デジタルな資産もこれからの経済の主役になるかもしれない、と考える企業が出てきたのです。
この動きの火付け役！「マイクロストラテジー社」のすごい戦略
この流れを語る上で欠かせないのが、マイクロストラテジー（MicroStrategy）というアメリカの会社です。
もともとはソフトウェアを開発する会社なのですが、数年前から、会社の資金を使って大量のビットコインを買い始めました。そのやり方が、とても大胆なんです。
彼らは、会社の持っていたお金だけでなく、「レバレッジ」という手法、つまりお金を借りてまでビットコインを購入したのです。これは、より大きなリターンを狙うためのハイリスク・ハイリターンな戦略と言えます。
大胆な戦略がもたらした2つのこと
このマイクロストラテジー社の挑戦は、2つの大きな影響をもたらしました。
- 株価がジェットコースターのように動く：会社の資産の多くがビットコインになったため、ビットコインの価格が上がれば会社の株価も上がり、下がれば株価も下がるという、非常に連動した動きをするようになりました。まさに、ビットコインと一緒にジェットコースターに乗っているような状態ですね。
- 国や金融機関からの熱い視線：これだけ大胆なことをすると、当然ながら「そのやり方は大丈夫なの？」と、政府や金融の監督機関（日本では金融庁などにあたります）から注目されます。投資家を守るためにも、彼らの動向は厳しくチェックされているのです。
資産管理が「プログラム可能」になる時代へ
今回のレポートで使われている「プログラマブルな時代（Programmable Era）」という言葉、ちょっと難しく聞こえますよね。簡単に言うと、「お金や資産の管理を、コンピュータープログラムで自動化できる時代」ということです。
私たちが普段使っている円やドルは、主に「支払う」ための道具ですよね。でも、ビットコインのようなデジタル資産は、ブロックチェーンという技術の上で動いているため、ただの支払い以上に、色々な「ルール」を組み込むことができるんです。
例えば、「この条件が満たされたら、自動的にAさんからBさんにお金を送る」といった契約を、人の手を介さずに実行できるイメージです。
これによって、企業は資産をただ持っておくだけでなく、ブロックチェーン上で貸し出して利息を得たり（これを「オンチェーンでのキャッシュフロー生成」と呼んだりします）、もっと効率的で透明性の高い方法で資産を運用したりできるようになるかもしれません。マイクロストラテジー社の動きは、そんな新しい時代の幕開けを象徴しているのかもしれませんね。
ジョンの一言コメント
いやー、すごい時代になったなと、この記事を読んで改めて感じました。少し前まで、普通の会社が値動きの激しいビットコインを資産として持つなんて、考えられませんでしたからね。これは、世界がデジタル資産を単なる投機の対象としてだけでなく、経済を構成する真剣な要素として見始めた証拠だと思います。もちろんリスクは大きいですが、同時にこれまで想像もできなかった新しい可能性の扉を開いている気がして、ワクワクします！
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです：
CGV Research: MicroStrategy’s Success Drives Corporate
Balance Sheets Toward The Programmable Era