なぜ、あるテクノロジー企業が大量のビットコインを？KULR社のニュースを初心者向けに解説！
こんにちは！ブロックチェーン・ナビゲーターのジョンです。
最近、「有名企業がビットコインを買った」というニュースを耳にする機会が増えてきましたね。「でも、なんで会社がお金じゃなくてビットコインを持つの？」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
今日はそんな疑問をスッキリ解決するために、あるアメリカのテクノロジー企業「KULRテクノロジー」の最新ニュースを、誰にでも分かるように、やさしく紐解いていきたいと思います！
そもそも「KULRテクノロジー」ってどんな会社？
まず、「KULRテクノロジーって何者？」というところから始めましょう。
この会社は、実は仮想通貨や金融の会社ではありません。彼らの専門は「熱管理技術」。なんだか難しそうですが、要は「熱をうまくコントロールする技術」のプロフェッショナルです。例えば、電気自動車のバッテリーや、宇宙探査機に使われるような精密機器が熱くなりすぎないように、最先端の冷却システムを開発しています。
つまり、ITやモノづくりの最前線にいる、バリバリのテクノロジー企業というわけですね。そんな会社が、なぜビットコインに注目しているのでしょうか？
今回のニュースのポイントを整理！
今回報じられたニュースの重要なポイントを、箇条書きで見てみましょう。
- ビットコインの保有量を大幅に増やした！
KULR社は、会社の資産として保有するビットコインを買い増しました。 - 現在の保有量は1,021 BTC
BTC（ビーティーシー）というのは、ビットコインの単位です。日本円で「円」というのと同じですね。1,021 BTCを保有していることになります。 - その価値はなんと約156億円！
記事が出た時点での価値は、1億100万ドル。日本円にすると、約156億円というとんでもない金額になります！（1ドル155円で計算） - 今年の利益率は291%！？
同社は、ビットコイン投資による今年の収益率（投資したお金がどれだけ増えたかを示す数字）が291%に達したと報告しています。これは、価値が約3.9倍になったということで、驚異的な成果です。
なぜ企業はビットコインを買うの？
「一企業が、どうしてそんなにたくさんのビットコインを買うの？」と思いますよね。これには、いくつかの理由が考えられます。
理由1：新しい「会社の金庫」の形
会社は、万が一のために「準備資産（会社の金庫にあるお金だと思ってください）」として、現金（ドルや円など）を持っています。しかし、現金はインフレ（モノの値段が上がり、相対的にお金の価値が下がってしまうこと）によって、年々その価値が少しずつ目減りしてしまう弱点があります。
そこで一部の企業は、価値が目減りしにくい、あるいは将来的に価値が上がると考えられる資産に注目し始めました。その選択肢の一つが、発行上限が決まっていることから「デジタルゴールド」とも呼ばれるビットコインなのです。
理由2：将来への強い期待
KULR社は、会社の資金を調達するために「ATMオファリング」という方法を使うことを発表しています。これは、企業が株式市場で自社の株を少しずつ売って、運転資金などを集める方法です。
面白いのは、その目的です。同社は、この方法で得た資金を、さらにビットコインの購入に充てる計画を立てています。これは、同社がビットコインの将来性に対して、非常に強い期待と自信を持っていることの表れと言えるでしょう。
ジョンズ・アイ（筆者の視点）
今回のニュースで僕が一番興味深いと感じたのは、KULR社が仮想通貨とは直接関係のない「モノづくり」のテクノロジー企業であるという点です。金融のプロだけでなく、最先端技術の現場にいる人たちも、ビットコインを「未来の重要な資産」として真剣に捉え始めている。これは、ブロックチェーン技術が社会に浸透していく上で、とても大きな一歩だと感じました。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです：
KULR Technology Increases Bitcoin Holdings to $101
Million