いつものお茶、もっと健康的に!ティーバッグとリーフティー、どっちを選ぶべき?
こんにちは!健康とお金の話をわかりやすくお伝えする、ブロガーのジョンです。
仕事の合間やリラックスタイムに、お茶を飲む方は多いですよね。でも、その一杯のお茶の健康効果を最大限に引き出す方法、ご存知ですか?実は、ティーバッグで淹れるか、それとも茶葉(リーフティー)で淹れるかによって、得られるメリットに違いがあるんです。
今日は、お茶の健康パワーを余すところなく受け取るための、選び方と淹れ方のコツをご紹介します!
栄養面で見る、ティーバッグ vs. リーフティー
結論から言うと、健康効果をより多く期待できるのは「リーフティー」の方なんです。
その理由は、茶葉が開くための「スペース」にあります。リーフティーを急須などでのびのびと淹れると、茶葉が大きく広がり、そこに含まれる健康成分がしっかりとお湯に溶け出します。
お茶の健康成分として有名なのが「ポリフェノール」。これは植物に含まれる抗酸化物質(体をサビつきから守ってくれる成分)の一種で、緑茶に含まれるカテキンもその仲間です。
リーフティーは、茶葉が大きく広がることで、このポリフェノールをより多く放出できるのです。植物が育つのに広いスペースが必要なのと少し似ていますね。
一方、ティーバッグの中身は、「ファニングス」や「ダスト」と呼ばれる、製造工程で出る非常に細かい茶葉が使われていることがよくあります。これらは加工度が高いため、茶葉本来が持つ豊かな香りやオイル、そして大切なポリフェノールが失われがちになるのです。
ちょっと気になる…ティーバッグのマイクロプラスチック問題
手軽で便利なティーバッグですが、実は少し気をつけたい点があります。それが、マイクロプラスチックの問題です。
特に、高級感のあるピラミッド型やシルクのように見えるティーバッグの多くは、実はナイロンやPETといったプラスチックでできています。
2019年のある研究では、プラスチック製のティーバッグ1つを95℃のお湯に浸したところ、数十億個のマイクロプラスチックと、さらに小さなナノプラスチックがカップの中に放出されたことが報告されています。
これらの非常に小さなプラスチックが私たちの体にどのような影響を与えるかについては、まだ研究が進められている段階です。しかし、できることなら避けたいな、と感じる方もいるかもしれませんね。
ティーバッグ派のための「賢い選び方」
「それでもやっぱり、手軽なティーバッグが好き!」という方も多いはず。ご安心ください。すべてのティーバッグがプラスチック製というわけではありません。選ぶときに少しだけ気をつければ大丈夫です。
- 天然素材を選ぶ:パッケージや公式サイトで素材を確認し、紙やコットン、ヘンプ(麻)といった、プラスチックフリーで自然に還る素材のものを選びましょう。
- 「無漂白」を選ぶ:ティーバッグの紙を白くするために使われる塩素などの化学物質を避けたい場合は、「無漂白」と書かれたものがおすすめです。
- シンプルな作りのものを選ぶ:ホチキスの針や接着剤が使われていない、シンプルな作りのティーバッグを選ぶとより安心です。
お茶の健康効果を最大限に!美味しい淹れ方のコツ
せっかくなら、お茶の淹れ方にもこだわって、そのパワーを最大限に引き出しましょう!
お湯の温度がカギ
お茶の種類によって最適な温度は異なります。特に緑茶や白茶の場合、沸騰したてのお湯(100℃)を注ぐと、苦みや渋みが出てしまうだけでなく、繊細なカテキンなどの成分が壊れてしまうことがあります。80℃前後(175°F)の少し冷ましたお湯を使うのがおすすめです。
一方で、紅茶やハーブティーは沸騰したお湯で淹れることで、成分がしっかりと抽出されます。
蒸らし時間は「長すぎず、短すぎず」
「健康成分をたくさん出したいから」と、長く蒸らしすぎるのは逆効果になることも。苦みが強くなるだけでなく、風味が損なわれてしまいます。パッケージに書かれている推奨時間を守るのが、美味しく健康的に飲むための基本です。
嬉しい「ちょい足し」効果
お茶に何かを加えて楽しむのも良い方法です。
- レモン:レモンに含まれるビタミンCは、お茶の抗酸化物質を安定させ、体に吸収されやすくするのを助けてくれます。
- 牛乳:牛乳を少し加えると、ポリフェノールの吸収がわずかに妨げられる可能性が指摘されています。ただ、その影響はごくわずかなので、ミルクティーが好きなら気にしすぎずに楽しむのが一番です。
筆者の感想
普段何気なく使っていたピラミッド型のティーバッグに、プラスチックが使われていることがあるとは正直驚きました。この記事を読んでから、週末は急須でリーフティーを淹れるのが小さな楽しみになっています。お茶の時間を丁寧に過ごすことで、心も体もリラックスできる気がしますね。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
How To Maximize The Health Benefits Of A Cup Of Tea