ハッキング犯を追え！BigONEが約12億円の懸賞金プログラムを発表
こんにちは！ITやテクノロジーのニュースをわかりやすくお届けする、ブログライターのジョンです。
今日は、まるで映画のようなスケールの大きなニュースをご紹介します。ある会社がハッキングで巨額の資金を盗まれてしまい、その犯人を見つけ出し、お金を取り戻すために、なんと約12億円（810万ドル）もの懸賞金をかけたというお話です。一体何が起こったのでしょうか？さっそく見ていきましょう！
事件の概要：約40億円が盗まれる大事件が発生
今回、この大きな懸賞金プログラムを発表したのは「BigONE」という会社です。このBigONEが、サイバー攻撃によるセキュリティ侵害（簡単に言うと、ハッカーにシステムに侵入されてしまうこと）に遭ってしまいました。
その結果、なんと約40億円（2700万ドル）にもおよぶ資産が盗まれてしまったのです。会社にとって、これほど巨額の資産が盗まれるのは非常に深刻な事態です。そこでBigONEは、ただ泣き寝入りするのではなく、犯人を突き止めて資産を取り返すために、思い切った手段に出ることにしました。
解決の鍵は「バグバウンティプログラム」
BigONEが打ち出した解決策が、「バグバウンティプログラム」と呼ばれるものです。これは、直訳すると「バグ（システムの欠陥や問題点）に対する報奨金」という意味ですが、今回はもう少し広い意味で使われています。
具体的には、事件解決に繋がる有力な情報や調査協力を提供してくれた人に対して、最大で約12億円（810万ドル）の報奨金を支払うというプログラムです。
このプログラムは、「HackenProof」というプラットフォームと協力して実施されます。HackenProofは、企業と「ホワイトハット」と呼ばれる専門家たちをつなぐ役割を担っています。
ところで「ホワイトハット」って誰？
ここで、「ホワイトハット」という言葉が出てきましたね。これは一体何のことでしょうか？
一般的に「ハッカー」というと、悪いことをして情報を盗んだりシステムを壊したりする人を思い浮かべるかもしれません。それに対して「ホワイトハット」は、自分の持つ高いハッキング技術や知識を、善良な目的のために使う専門家たちのことです。いわば「正義の味方のハッカー」ですね。
彼らは、企業の依頼を受けてシステムの弱点を見つけ出し、悪用される前に報告することで、セキュリティを高める手助けをします。今回のBigONEのプログラムも、こうした信頼できる「ホワイトハット」による検証済みの調査を通じて、事件の解決を目指すものなのです。
懸賞金プログラムが目指す3つのゴール
では、BigONEが約12億円もの懸賞金をかけて達成したいことは何なのでしょうか？元記事によると、目的は主に以下の3つです。
- 犯人の特定：今回のハッキングを行った犯人グループや個人は誰なのかを突き止めること。
- 盗まれた資産の追跡：盗まれたお金が、今どこにあり、どのように移動しているのかを追いかけること。
- 資産の回収支援：追跡した資産を、実際に取り戻すための手助けをすること。
これらの目標達成に繋がる、検証済みの情報を提供したホワイトハットに対して、報奨金が支払われるというわけです。
筆者（ジョン）のひとこと
すごい金額の懸賞金に驚きましたね！悪いハッカーがいる一方で、その技術を良いことに使う「ホワイトハット」という人たちが活躍するというのは、なんだかサイバー空間の探偵のようでワクワクします。この大きな取り組みによって、盗まれた資産が少しでも多く取り戻されることを願っています。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです：
BigONE Unveils $8.1M Bug Bounty To Support Post-Breach
Investigation And Asset Recovery