【初心者向け】仮想通貨USDT(テザー)とは?特徴・メリット・デメリット・技術面を解説!
目次
「USDT(テザー)」という仮想通貨をご存知でしょうか?
仮想通貨に興味がある方なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
この記事では、USDTについて、
- どのような仮想通貨なのか
- どのような特徴があるのか
- メリット・デメリット
- 技術的な側面
などをわかりやすく解説していきます。
仮想通貨USDTを理解して、あなたの投資に役立ててくださいね。
USDT(テザー)とは?
USDT(テザー)は、2015年にTether Limited社が発行を開始したステーブルコインと呼ばれる種類の仮想通貨です。
ステーブルコインとは、価格が米ドルなどの法定通貨に連動するように設計された仮想通貨のこと。
USDTは1USDT = 1米ドルになるように価格が固定されています。
通常、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨は価格変動が大きいですが、USDTは価格が安定しているのが特徴です。
USDT(テザー)の技術面
以下の3つのブロックチェーン上で発行されています。
- イーサリアム(Ethereum):ERC-20トークンとして発行。スマートコントラクトを活用し、透明性とセキュリティを確保。
- トロン(TRON):TRC-20トークンとして発行。トロンの高速なトランザクション処理能力を活用し、送金時間を短縮。
- オムニレイヤー(Omni Layer):ビットコインのブロックチェーン上で発行。ビットコインのセキュリティ基盤を活用し、信頼性を向上。
USDT(テザー)の特徴
以下の特徴があります。
- 価格が安定している:米ドルにペッグされているため、価格変動リスクが低い。
- 送金が早い:仮想通貨の特性である迅速な送金を活かせる。
- 様々な取引所で利用できる:世界中の主要な仮想通貨取引所で取り扱われている。
メリット
主に以下の3つのメリットがあります。
- 価格が安定している USDTは米ドルに連動しているため、価格変動リスクが低く、安心して保有できます。
- 送金が早い 仮想通貨は、銀行送金よりも送金スピードが速いのが特徴。
USDTも例外ではなく、国内だけでなく海外への送金もスピーディーに行えます。 - 様々な取引所で利用できる USDTは、世界中の様々な仮想通貨取引所で取り扱われています。
そのため、USDTを他の仮想通貨に交換したり、USDTを使って商品を購入したりすることも可能です。
デメリット
主に以下の2つのデメリットがあります。
- Tether社への信頼 USDTは、Tether社が米ドルの準備金を保有しているという前提で成り立っています。
しかし、Tether社が実際に十分な準備金を保有しているかどうかは不透明な部分があり、USDTの信頼性が疑問視されることもあります。 - 価格操作のリスク USDTは、仮想通貨市場において大きな影響力を持っています。
そのため、Tether社がUSDTの価格を操作するのではないかという懸念もあります。
まとめ
USDTは、価格が安定しているため、仮想通貨投資のリスクヘッジに活用したり、国際送金に利用したりと、様々な使い方ができます。
一方、Tether社への信頼や価格操作のリスクなど、注意すべき点もあります。
メリット・デメリットをしっかりと理解した上で、USDTの活用を検討するようにしましょう。
公式サイト・情報サイト
Tether公式サイト:
USDTの発行元であるTether Limited社の公式サイトです。USDTに関する公式情報が掲載されています。