JetBrainsがコード補完に特化したLLM「Mellum」をオープンソース化!
みなさん、こんにちは!AIの世界は日々進化していますが、今回はプログラミングの世界に大きなニュースが飛び込んできました。なんと、JetBrainsという会社が、コード補完に特化した「Mellum(メラム)」という大規模言語モデル(LLM)をオープンソースとして公開したんです!
LLMって何?Mellumってどんなモデル?
「大規模言語モデル(LLM)って何?」って思われた方もいるかもしれませんね。LLMは、簡単に言うと、大量のテキストデータを学習して、人間が書くような自然な文章を生成したり、質問に答えたりできるAIのことです。最近話題のChatGPTもLLMの一種なんですよ。
そして、今回JetBrainsが公開したMellumは、特にプログラミングのコードを補完することに特化したLLMなんです。つまり、プログラマーがコードを書いている途中で、次に入力するべきコードを予測して提案してくれる、優秀なアシスタントのようなものですね。
なぜMellumはオープンソース化されたの?
JetBrainsは、なぜMellumをオープンソースにしたのでしょうか?それは、透明性、コラボレーション、そして技術の共有による進歩を信じているからだそうです。オープンソース化することで、世界中の研究者や技術者がMellumを自由に研究し、改良していくことができるようになります。
JetBrainsは、LinuxやGit、Node.js、Dockerといったオープンソースのプロジェクトが、技術の発展に大きく貢献してきたことを例に挙げています。Mellumもオープンソース化によって、さらに進化し、プログラミングの世界に貢献していくことが期待されています。
Mellumの得意なこと、できること
Mellumは、Java、Kotlin、Python、Go、PHP、C、C++、C#、JavaScript、TypeScript、CSS、HTML、Rust、Rubyといった、非常に多くのプログラミング言語に対応しています。これらの言語でコードを書いているときに、Mellumがあなたのコードを賢く補完してくれるんです。
例えば、Javaで「System.out.」と入力すると、Mellumが「println()」を提案してくれるかもしれません。これはほんの一例ですが、Mellumはあなたのコーディング作業を大幅に効率化してくれる可能性を秘めています。
Mellumはどんな人に向いているの?
ただし、Mellumは残念ながら、プログラミング初心者向けというわけではありません。JetBrainsによると、Mellumは、AIや機械学習の研究者、エンジニア、教育者など、ソフトウェア開発の分野でドメイン固有のLLMを探求、微調整、または教育したいと考えている人々に最適だそうです。
「ドメイン固有のLLM」というのは、特定の分野(この場合はソフトウェア開発)に特化したLLMという意味です。Mellumは、そういった専門的な知識を持った人たちが、さらに高度な研究や開発を行うためのツールとして活用されることを想定しているんですね。
Hugging FaceでMellumを試してみよう!
Mellumのベースモデルは、Hugging Faceというプラットフォームで公開されています。Hugging Faceは、AIモデルやデータセットを共有するためのプラットフォームで、AIの研究者や開発者にとっては欠かせない場所となっています。
もしあなたがAIや機械学習に興味があり、Mellumを試してみたいと思ったら、ぜひHugging Faceを訪れてみてください。Mellumがどんなことができるのか、実際に体験してみるのが一番理解が深まるはずです。
まとめと筆者の感想
今回は、JetBrainsがオープンソース化したMellumというLLMについて解説しました。Mellumは、コード補完に特化したLLMであり、プログラミングの世界に大きな影響を与える可能性を秘めています。AI技術の進化は本当に目覚ましいですね!
個人的には、今回のJetBrainsの決断は、オープンソースの精神を体現している素晴らしいものだと感じました。Mellumが世界中の開発者によってどのように進化していくのか、とても楽しみです。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
JetBrains open-sources Mellum LLM