皆さん、こんにちは!ジョンです!
今日は、私たちにとって身近だけど、実はちょっと複雑なテーマ、「住まい」についてお話ししたいと思います。
皆さんは、「昔は家がもっと簡単に買えたんだよ」「給料が今の半分くらいでも家が持てた時代があった」なんて話、聞いたことありませんか?もしかしたら、おじいちゃんやおばあちゃんから聞いたことがあるかもしれませんね。
実際に、かつては家を買うのが今よりもずっと手頃だった時代がありました。でも、今は「家が高くてなかなか手が出ないな…」と感じる人が増えているように思います。いったい、何がどう変わったのでしょうか?
昔は家がもっと手頃だったってホント?
ある意味、これは本当にあった話なんです。昔と今で、家を買うときの状況がどう違ったのか、一緒に見てみましょう。
- 給料と住宅価格の比率:昔は、平均的な年収の数年分で家が買えた時代もありました。例えば、年収が500万円なら、家が2500万円(年収の5倍)くらいで買える、といった感覚です。(専門用語で「所得倍率」なんて言ったりもしますが、これは年収に対して住宅価格が何倍かを示す数字のことです。)この数字が低ければ低いほど、家は手頃だったと言えます。
- 住宅ローン金利:銀行からお金を借りて家を買う「住宅ローン」の金利も、今とは違う動きをしていました。「金利」とは、銀行にお金を借りる時に支払う「レンタル料」みたいなものですね。このレンタル料が低ければ低いほど、家を買う時の毎月の返済額が少なくなるので、購入のハードルは下がります。昔は、今よりも金利が高い時代もありましたが、それでも所得倍率が低かったため、相対的に家は買いやすかったと言えるでしょう。
この「昔は手頃だった」という感覚は、実は様々な経済的な背景があったんですね。
なぜ今は「家が高くなった」と感じるの?
じゃあ、なぜ今は「家が高くて手が出ない!」と感じる人が増えているのでしょうか?その主な理由を、分かりやすく解説します。
1.「家が足りない!」供給不足の現実
想像してみてください。人気のあるレストランで、座席の数が少ないのに、食べたいお客さんがどんどん増えたらどうなるでしょう?当然、席の争奪戦になり、値段も高くなりますよね。住宅も同じです。
- 建築ペースの鈍化:以前に比べて、新しい家が建てられるスピードが遅くなっている地域があります。家を建てるための土地が少なかったり、建設の許可が下りにくかったり、様々な理由で新規供給が追いつかないのです。
- 土地の希少性:特に都市部では、新しい家を建てるための土地がどんどん少なくなっています。土地は限りある資源なので