AIクリエーターの道 ニュース:モバイルアプリの80%以上が攻撃対象!Digital.aiのQuick Protect Agentで、簡単セキュリティ対策を。 #モバイルアプリセキュリティ #AIセキュリティ #Digitalai
動画で解説
スマホアプリのセキュリティ、もっと手軽に?ノーコードで守る新技術!
皆さん、こんにちは!AI技術やデジタルの新しい話題を、初心者の方にも分かりやすくお伝えするジョンです。さて、私たちが毎日使っているスマートフォンアプリ、本当に安全だと思いますか?実は最近、スマホアプリを狙った悪い人たち(ハッカーと呼びます)による攻撃が増えているんです。企業もお客様も、そのリスクに頭を悩ませています。
でも、安心してください!今日は、そんなアプリを「プログラミングの知識がなくても」簡単に守れるかもしれない、新しい技術についてご紹介します。Digital.aiという会社が発表した「Quick Protect Agent」というツールが、その鍵を握っているかもしれませんよ。
なぜ今、アプリのセキュリティがこんなに大事なの?
Digital.aiのCEO、デレク・ホルトさんによると、同社の調査(2025年版 アプリケーションセキュリティ脅威レポート)では、驚くべき事実が明らかになりました。
- アプリストアにあるアプリの80%以上が何らかの攻撃を受けている!
- 攻撃の数は、前年に比べて約20%も増加している!
うーん、これはちょっと怖い数字ですよね。特に、銀行のアプリみたいにすごく大事でお金に関わるようなアプリ(これを「メインアプリ」と呼びましょうか)は、セキュリティチームもしっかりと守っています。でも、企業によっては、例えば社員さんだけが使う業務連絡用のアプリや、ちょっとマイナーだけど便利な機能を持つアプリ(これらを「セカンダリアプリ」や「ターシャリアプリ」と呼びましょう)までは、なかなか手が回りにくいことがあるんです。セキュリティチームのリソース(人手や時間など)には限りがありますからね。
そして、悪いハッカーたちは、そういった少し手薄になりがちなアプリを狙ってくる傾向があるそうなんです。今まであまり狙われなかった業界のアプリにも、攻撃の手が伸びてきているとのこと。困ったものです。
そこで登場!「Quick Protect Agent」とは?
この問題を解決するために開発されたのが、Digital.aiの「Quick Protect Agent」です。これは、アプリ開発者の皆さんが、専門的なセキュリティ知識や難しいプログラミング(コーディングと言います)なしで、自分たちのアプリを守れるようにするツールなんです。
「ノーコード」(No-Code)という言葉を聞いたことがありますか?これは文字通り「コードを書かない」という意味で、プログラミングをしなくてもシステムやアプリを作ったり、機能を追加したりできる仕組みのことです。このQuick Protect Agentも、その「ノーコード」の考え方を取り入れています。
使い方はとってもシンプルだそうです:
- 開発者の人は、保護したいアプリのファイル(バイナリと言います)を、パソコンの画面上でドラッグ&ドロップ(マウスで掴んで持っていく操作)します。
- 次に、どのくらいセキュリティを強くしたいか、どんな種類の保護を加えたいかなどを、画面の指示に従って選びます。
- これには、OWASP MASVS(オワスプ・エムエーエスブイエスと読みます。これは、モバイルアプリの安全性を確認するための世界的な基準リストみたいなものです)が定める4つの「レジリエンス」(困難な状況からの回復力や、しなやかさ、といった意味です)のカテゴリーも含まれています。
- 設定が決まると、ツールがその設定内容をコマンドラインインターフェース(コンピューターに命令を出すための黒い画面のようなもの)用の設定として出力してくれます。これがあれば、今後アプリを新しく作る時(ビルドと言います)に、自動で同じセキュリティ設定を適用できるようになるんです。便利ですね!
Digital.aiには元々、もっと細かくセキュリティ設定を調整できる「Application Security Suite」という製品群があります。これは主にセキュリティ専門チームが、大事なメインアプリの性能とセキュリティのバランスを細かく調整しながら使うものです。でも、Quick Protect Agentは、そこまで時間をかけられない他の多くのアプリに対して、簡単な質問に答えるだけで適切なセキュリティ設定を生成してくれる、というわけです。
どちらのツールを使っても、どんな判断で設定が行われたかは、ちゃんと記録(ログ)されるので安心です。
専門家はどう見ているの?
この新しいツールについて、専門家の人たちはどう思っているのでしょうか?
Moor Insights & Strategyという会社の主席アナリスト、ジェイソン・アンダーセンさんは、こう言っています。
「これは面白い新機能で、開発の現場(DevOpsスペースと言います)で見られる流れと合っているね。ハッキング活動がすごく増えているというDigital.aiの主張は正しいよ。他の会社も同じような状況を報告していて、これはハッカーたちが自動化技術やAI技術を使い始めているからだと考えられている。だから、こういう保護ツールは絶対に必要だ。特にスマホアプリは、企業のウェブアプリよりも頻繁にアップデートされるからね。」
アンダーセンさんはさらに、このツールが開発ワークフロー(仕事の流れ)でエージェント(代理で何かをしてくれるもの)として使われることのメリットを2つ挙げています。
- アプリのセキュリティにあまり詳しくない開発者でも、自分のアプリを守れるようになること。
- セキュリティ対策が、もっと広範囲に、もっと頻繁に行われるようになること。
将来的には、GitHub Copilot(プログラム作りを手伝ってくれるAIツール)のようなエージェントたちが連携しあって、もっとリアルタイムで自律的なセキュリティ対策が実現するかもしれない、と期待しているようです。
一方で、Beauceron Securityという会社のCEO、デビッド・シップリーさんは、少し注意も促しています。
「コードを分かりにくくすることは助けになるけど、それ自体がアプリの弱点(脆弱性と言います)を塞ぐわけじゃない。あくまで、昔ながらの手法で弱点を見つけにくくするだけだ。」と。彼によれば、この種の対策は「事故を防ぐために作動する自動車の衝突防止アラートのようなもの」だそうです。もちろん良いことだけれど、本当はなぜ事故が起きそうになったのか、根本的な原因を理解して修正する方がもっと良い、ということですね。症状だけを抑えるのではなく、根本治療が大切だ、というわけです。
ジョンからのひとこと
今回の「Quick Protect Agent」の話、いかがでしたか?プログラミングの知識があまりなくても、ドラッグ&ドロップでアプリのセキュリティを高められるというのは、開発者の方々にとって本当に心強い味方になりそうですよね。
もちろん、シップリーさんの言うように、これだけで全てのセキュリティ問題が解決するわけではないでしょう。でも、特に人手が足りなかったり、たくさんのアプリを管理しなければならなかったりする企業にとっては、セキュリティ対策の「最初の大きな一歩」として、とても価値があるんじゃないかなと感じました。私たちユーザーにとっても、より安全なアプリが増えるのは嬉しいことですからね!
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
Digital AI introduces Quick Protect Agent, a no-code way to
protect mobile apps