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20代の私に伝えたい!皮膚科医&皮膚がんサバイバーが教える3つの教訓

Skin Cancer Survivor's Guide: Essential Sun Care Tips for Your 20s

INFINITY情報局 ニュース 皮膚がんサバイバーの医師が語る!20代で知っておくべき日焼け対策の3つの教訓。後悔しないための秘訣とは? #皮膚がん #日焼け対策 #健康

動画で解説

皮膚科医で皮膚がんサバイバーが語る!20代の自分に伝えたかった太陽ケア3つの秘訣

「皮膚がんを3回も経験するなんて、本当に大きな衝撃で、目を覚ますきっかけになりました。」

これは、皮膚科のお医者さんであり、ご自身も皮膚がんを乗り越えた方の言葉です。太陽の光は、私たちの体に必要なビタミンDを作ってくれたり、気分を明るくしてくれたり、とても大切な存在ですよね。でも、太陽の光の中には「紫外線(しがいせん)」という、お肌や体に少し注意が必要な光も含まれているんです。

特に若い頃は、「ちょっとくらい日焼けしたって大丈夫!」なんて思ってしまいがち。でも、今日の話は、専門家が「20代の頃の自分に、これだけは絶対に伝えておきたかった!」と強く後悔している、太陽と上手に付き合うための大切なヒントです。将来の自分のために、今日からできる簡単なことから始めてみませんか?

秘訣1:太陽は友達、でも「毎日ガード」が新常識!

昔は「海や山へ行く特別な日だけ日焼け止めを塗ればOK!」なんて思っていませんでしたか?実は、これが大きな落とし穴なんです。

太陽から届く紫外線には、主に2つの種類があります。しっかり覚えておきましょう!

  • UVB波(レジャー紫外線):主に肌の表面に作用して、赤みやヒリヒリ、水ぶくれといった、いわゆる「日焼け」を直接引き起こす紫外線です。シミやそばかすの原因にもなります。「B」はバーン(Burn/日焼け)のBと覚えるといいですよ。
  • UVA波(生活紫外線):こちらは肌の奥深く、真皮(しんぴ)というところにまで届いて、じわじわとダメージを与えます。これがシワやたるみといった「光老化(ひかりろうか)」(太陽光による肌の老化のこと)の大きな原因になるんです。しかも、UVA波は窓ガラスも通り抜けてしまうので、お部屋の中にいても油断は禁物。「A」はエイジング(Aging/老化)のAと覚えてくださいね。

皮膚科医が一番後悔しているのは、「曇りの日も、雨の日も、ちょっとしたお買い物でも、毎日欠かさず日焼け止めを塗る」という習慣がなかったことだそうです。紫外線は天気に関わらず、一年中私たちの肌に降り注いでいます。通勤や通学、洗濯物を干す時、窓際で過ごす時間など、日常生活のあらゆる場面で私たちは紫外線を浴びています。毎朝の歯磨きや洗顔と同じように、日焼け止めもスキンケアの最後のステップとして、毎日の習慣にすることが大切なんですね。「チリも積もれば山となる」ということわざがあるように、毎日のわずかな紫外線ダメージの積み重ねが、数年後、数十年後に大きな差となって現れるのです。

秘訣2:「たっぷり、こまめに」が合言葉!日焼け止めの正しい使い方

せっかく日焼け止めを塗っても、使う量が少なかったり、塗り直すのを忘れていたりすると、期待している効果は残念ながら得られません。正しい使い方をマスターしましょう!

  • 適切な量ってどのくらい?

    顔全体に塗る場合、液体タイプの日焼け止めなら500円玉くらいの大きさ、クリームタイプなら大きめのパール2粒分くらいが目安です。「ちょっと多いかな?」と感じるくらいたっぷり塗るのがポイント。量が少ないと、日焼け止めに表示されている効果(例えばSPF50など)を十分に発揮できないんです。

  • 塗り忘れ注意ゾーンをチェック!

    顔に塗るときも、髪の生え際、眉間、小鼻のわき、フェイスライン(顔の輪郭)まできちんと塗りましょう。そして、意外と忘れがちなのが、首、首の後ろ、デコルテ(胸元)、耳(耳たぶや耳の後ろも!)、手の甲、足の甲など、服から出ている部分すべてです。特に首や手の甲は年齢が出やすい部分なので、しっかり守りたいですね。

  • こまめな塗り直しを忘れずに!

    汗をかいたり、タオルでこすったりすると、日焼け止めは落ちてしまいます。基本的には、2~3時間おきに塗り直すのが理想的です。海やプールに入った後や、スポーツでたくさん汗をかいた後は、必ず塗り直しましょう。

  • SPFとPAって何だっけ?

    日焼け止めによく書いてある「SPF」という表示。これは「Sun Protection Factor」の略で、主にUVB波(レジャー紫外線)を防ぐ効果の高さを表す数値です。数字が大きいほど防御効果が高くなります。例えば、SPF30なら、何も塗らない場合に比べてUVB波による日焼けが始まるまでの時間を30倍遅らせることができる、という意味合いです。「効果が持続する時間」ではないので、SPF値が高くても塗り直しは必要ですよ!

    もう一つ、「PA」という表示もありますね。これは「Protection Grade of UVA」の略で、UVA波(生活紫外線)を防ぐ効果の度合いを「+」の数で示しています。「PA+」から「PA++++」までの4段階あり、「+」の数が多いほどUVA波を防ぐ効果が高くなります。シミやシワ、たるみの原因となるUVA波もしっかりブロックするために、PA表示もチェックしましょう。

秘訣3:日焼け止めだけじゃない!合わせ技で最強UVブロック

日焼け止めは紫外線対策の基本ですが、それだけに頼るのではなく、他のアイテムと組み合わせることで、より効果的に紫外線を防ぐことができます。いわば「合わせ技」ですね!

  • 物理的なガードも超重要!
    • 帽子:つばの広い帽子(7cm以上が理想)は、顔や首筋、耳への紫外線を大幅にカットしてくれます。おしゃれなデザインも多いので、ファッションアイテムとしても楽しめますね。
    • サングラス:目も紫外線によってダメージを受けます。長期間強い紫外線を浴び続けると、白内障(目の中のレンズが濁る病気)などの目の病気のリスクが高まることも。また、目の周りの皮膚はとても薄くてデリケートなので、シミやシワもできやすいんです。外出時にはUVカット機能付きのサングラスをかける習慣をつけましょう。レンズの色が濃いからといってUVカット効果が高いわけではないので、「UVカット率」や「紫外線透過率」などの表示を確認して選ぶのがポイントです。
    • 日傘:直射日光を避けるのにとても有効です。最近は晴雨兼用のものや、軽量でコンパクトなものもたくさんあります。色の濃いものや、内側が黒いものは反射も防いでくれて効果的と言われています。
    • UVカット機能のある衣類:「着る日焼け止め」とも言える、UPF(Ultraviolet Protection Factor:紫外線保護指数)が表示された衣類もおすすめです。UPFは、衣類がどれくらい紫外線をカットしてくれるかを示す数値で、UPF50+なら非常に高い防御効果があります。長袖長ズボンでも、素材や織り方によっては紫外線を通しやすいものもあるので、UPF表示は頼りになりますね。普通の服でも、色の濃い服や、生地の目が詰まった服の方が紫外線を通しにくい傾向があります。
  • 時間帯も意識しよう!

    一日の中で紫外線が特に強いのは、午前10時から午後2時頃と言われています。この時間帯の長時間の外出はなるべく避けたり、外出する際には日陰を選んで歩いたりする工夫も大切です。お買い物や散歩は、朝の早い時間や夕方にするのも良い方法ですね。

なぜ、そこまで太陽ケアが大切なの?

ここまで読んで、「ちょっと面倒だな…」と思った方もいるかもしれません。でも、紫外線対策をしっかり行うことには、本当に大切な理由があるんです。

まず、冒頭でお話しした皮膚科医の方のように、紫外線の浴びすぎは皮膚がんのリスクを高めます。皮膚がんは、早期発見・早期治療がとても大切ですが、まずは予防することが一番ですよね。

そしてもう一つ、忘れてはいけないのが「光老化(ひかりろうか)」です。肌のシミ、シワ、たるみといった老化現象の約8割は、加齢そのものではなく、長年浴び続けた紫外線が原因だと言われています。若い頃は気にならなくても、紫外線によるダメージは肌の奥に静かに蓄積されていき、ある日突然、シミやシワとして肌表面に現れることも…。後で「あの時ちゃんとケアしておけばよかった…」と後悔しないためにも、毎日の紫外線対策は未来の自分への投資なんです。

ジョン(筆者)のつぶやき

いや~、今回の皮膚科医の方のお話、本当に身に染みましたね。「若いから大丈夫!」なんていうのは大きな間違いで、毎日の小さな積み重ねが将来の肌や健康を大きく左右するんだなと改めて感じました。特に「生活紫外線(UVA波)」の話は、家の中にいても油断できないってことなので、今日から窓際の過ごし方もちょっと考え直そうかな(笑)。皆さんも、この記事を読んで「これならできそう!」と思ったことから、ぜひ一つでも取り入れてみてくださいね。未来の自分が、きっと感謝してくれますよ!

この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
I’m A Derm & Skin Cancer Survivor: 3 Things I Wish I Knew In My 20s

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