ビットコインが金（きん）を超える？！専門家が予測する「1枚1億円」の未来とは？
こんにちは、ブロックチェーンナビゲーターのジョンです！
最近、未来のお金として注目されている「ビットコイン（Bitcoin）」について、とっても刺激的なニュースが飛び込んできました。
なんと、「ビットコインはいずれ金（きん）に取って代わり、価格は100万ドル（現在のレートで約1億5千万円以上！）になるだろう」と、ある有名な投資会社の社長さんが予測したんです！
「え、ビットコインってそんなにすごいの？」「金とどう関係があるの？」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
今回はこのニュースについて、ブロックチェーン技術（情報を鎖のようにつなげて記録・管理する技術のことです）に初めて触れる方にも分かりやすく、背景や意味を解説していきますね！
「ビットコインは新しい時代の金になる」ノボグラッツ氏の発言
この大胆な発言をしたのは、ギャラクシー・デジタル（Galaxy Digital）という大きな金融サービス会社のCEO（最高経営責任者、会社のトップのことですね）であるマイク・ノボグラッツさんです。
彼はアメリカの有名な経済ニュース番組CNBCのインタビューで、ビットコインの将来性についてこのように語りました。
ノボグラッツさんは、ビットコインが「デジタルゴールド（デジタルの金）」としての地位を確立し、いずれは本物の金（きん）が持っている価値の役割を一部代替する可能性があると考えているようです。
金は昔から価値が安定していると考えられ、世界中で「安全な資産（いざという時に価値を保ちやすいもの）」として大切にされてきましたよね。ビットコインも、それに似た役割をこれからのデジタル時代に果たすかもしれない、というわけです。
なぜビットコインが「金」と比べられるの？
では、なぜビットコイン（インターネット上で使えるデジタルなお金の一種）が、昔からある金と比較されるのでしょうか？いくつかのポイントを見てみましょう。
- 希少性（きしょうせい）があるから：ビットコインは、プログラムによって発行される上限枚数が約2100万枚と最初から決まっています。これは、地球上に埋蔵されている金の量に限りがあるのと似ていますね。数が限られているものは価値が上がりやすい、と考えることができます。
- 持ち運びや保管がしやすいから：例えば、たくさんの金塊（きんかい）を安全に運んだり、金庫にしまっておいたりするのは結構大変です。でも、ビットコインならデータなので、スマートフォンや「ハードウェアウォレット」と呼ばれる専用の小さな機械で簡単に管理できます。国境を越えて誰かに送るのも、インターネット経由で素早く行えます。
- 新しい世代からの支持：特にインターネットやデジタル機器に慣れ親しんだ若い世代にとっては、物理的な「モノ」である金よりも、デジタルでスムーズに扱えるビットコインの方が魅力的に感じるかもしれません。
ノボグラッツさんは、こうした理由から、将来的に多くの人々が大切な資産を保管する手段として、従来の金よりもビットコインを選ぶようになるのではないか、と予測しているんですね。
ビットコイン価格「100万ドル」は本当にありえる？
そして、一番気になるのが「ビットコイン1枚の価格が100万ドルになる」という予測ではないでしょうか。
100万ドルというと、例えば1ドル150円で計算すると、なんと1億5千万円にもなります！ ちょっと想像もつかない金額ですよね。
この予測の根拠は、もしビットコインが本当に「デジタルの金」として広く世界中で認められ、現在、世界中の人々や大きな会社が「価値あるもの」として保有している金の市場（これは非常に大きな規模のお金が動いている市場です！）の、ほんの一部でもビットコインに置き換わったとしたら…というシナリオに基づいています。
金の市場全体の価値はとてつもなく大きいので、その一部がビットコインに移るだけでも、ビットコイン1枚あたりの価格は今の何倍、何十倍にも上昇する可能性がある、というわけです。
もちろん、これはあくまでノボグラッツさん個人の「予測」であり、将来必ずこうなるという保証はどこにもありません。投資の世界には様々な意見がありますし、ビットコインの価格は短期間で大きく上がったり下がったりすること（価格変動が大きい、と言います）でも知られています。
「失われたビットコイン」が価値を高めるってどういうこと？
ノボグラッツさんはインタビューの中で、もう一つとても興味深い指摘をしています。
それは、「これまでに失われてしまったビットコインの数は、これから新たに発行される（専門用語で「マイニング」と言います）ビットコインの総量よりも多いだろう」というものです。
ここで、少し言葉の説明をしますね。
- ビットコインのマイニング（採掘）とは？：ビットコインは、新しい取引記録を検証し、それを「ブロックチェーン（みんなで共有して管理するデジタルな取引台帳のようなもの）」に正しく記録する作業をしてくれた人への報酬として、少しずつ新たに発行されていきます。この作業や仕組みが、まるで金鉱山から金を掘り出す作業に似ているため、「マイニング（採掘）」と呼ばれています。
- ビットコインが「失われる」とは？：ビットコインは、「ウォレット」というデジタルのお財布に保管され、そのお財布を開けるためには「秘密鍵（ひみつかぎ）」と呼ばれる非常に長くて複雑なパスワードのようなものが必要です。この秘密鍵を忘れてしまったり、メモした紙をなくしてしまったり、あるいはビットコインを持っていた方が亡くなってしまい誰にも秘密鍵が分からなくなったりすると、そのビットコインはもう二度と誰も動かせなくなってしまいます。これが「失われたビットコイン」と呼ばれる状態です。金庫の鍵をなくして、もう開けられないのと同じようなイメージですね。
ビットコインは発行される上限枚数が約2100万枚と決まっていますが、そのうちのかなりの数が、こうした理由で永遠にアクセスできなくなっているのではないか、と言われています。
ノボグラッツさんの言う通り、もし本当に「失われたビットコイン」の数が、これから新しく発行される分（まだマイニングされていないビットコイン）よりも多いとしたら、実際に市場で取引できるビットコインの数はますます少なくなっていくことになります。
つまり、ビットコインの希少性（手に入りにくさ）がさらに高まり、それがビットコインの価値を押し上げる一つの要因になるかもしれない、という重要な指摘なんです。
ジョンの一言
今回のノボグラッツさんのような影響力のある方の発言は、ビットコインの未来について大きな夢や可能性を感じさせてくれますね！特に「失われたビットコイン」が希少性を高めるという話は、デジタルならではの特性を示していて非常に興味深く思いました。
もちろん、これはあくまで一つの見方であり、ビットコインの価格が将来どうなるかは誰にも正確には分かりません。でも、こういった新しい技術が私たちの生活や経済の仕組みをどのように変えていく可能性があるのか、常に新しい情報にアンテナを張っておくのは、とてもワクワクすることだと感じています！
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです：
Bitcoin Will Replace Gold And Go To $1,000,000, Says Galaxy
Digital CEO Mike Novogratz