カナダの会社がビットコインを「会社の貯金箱」に!日本での普及も目指す?
こんにちは、ブロックチェーンナビゲーターのジョンです!最近、カナダの会社が「ビットコインを会社の重要な資産として保管する」という面白いニュースが飛び込んできました。なんだか難しそう?いえいえ、大丈夫!今日はこのニュースを、ブロックチェーン技術に初めて触れる方にも分かりやすく解説していきますね。
話題になっているのは、「ユニバーサル・デジタル(Universal Digital)」というカナダの会社です。この会社が始めた新しい取り組み、そして日本との関わりについて、一緒に見ていきましょう!
会社のお金、ビットコインで持つってどういうこと?~ビットコイン財務戦略とは~
まず、「ビットコイン財務戦略(Bitcoin Treasury Strategy)」という言葉から見ていきましょう。なんだか専門用語っぽくてドキッとしますよね?でも、心配いりません!
「財務戦略」というのは、会社が持っているお金や価値のあるもの(これを「資産」と言います)を、将来のためにどうやって管理し、増やしていくか、という計画のことです。会社は、銀行にお金を預けたり、株を買ったり、不動産を持ったり、あるいは伝統的な安全資産とされる金(ゴールド)を保有したりしますよね。これらは会社にとって大切な「蓄え」であり、「準備金(リザーブ)」なんです。
そして、今回のニュースの大きなポイントは、ユニバーサル・デジタル社が、この大切な「蓄え」の一つとしてビットコイン(Bitcoin – インターネット上で使えるデジタルなお金の一種で、特定の国や銀行に管理されないのが特徴です。取引の記録をみんなで安全に管理する「ブロックチェーン」というすごい技術が使われています)を持つことを決めた、ということです。つまり、ビットコインを会社の「金庫」や「貯金箱」にしっかり保管して、将来に備えるというわけですね!
なぜ企業がビットコインを保有するのでしょうか?一つの理由としては、資産を分散させるためです。よく「卵を一つのカゴに盛るな」と言いますが、色々な種類の資産を持つことでリスクを減らそうという考え方ですね。また、ビットコインは発行される総量の上限が決まっているため、将来的に価値が上がるかもしれないと期待する声もあります(もちろん、これはあくまで期待で、価格が下がるリスクもありますよ!)。最近では、ビットコインを「デジタルゴールド」なんて呼ぶ人もいて、金(ゴールド)のようにインフレ(物価が上がってお金の価値が実質的に下がること)への対策として注目されたりもしています。
このような動きは、まだ新しいトレンドですが、少しずつビットコインを会社の正式な資産として認める企業が増えてきているんですよ。
アルトコインからビットコインへお引越し?~資産の再配分~
ニュースによると、ユニバーサル・デジタル社は「アルトコインの保有分をビットコインに再配分する」とあります。またまた新しい言葉が出てきましたね!
- アルトコイン(Altcoin):これは、ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨とも呼ばれます。インターネット上でやり取りされる、形のないお金のようなもの)のことです。例えばイーサリアムやリップルなど、実は、ビットコイン以外にも星の数ほどたくさんの種類の暗号資産があるんですよ!それぞれに特徴や目的が違ったりします。
- 再配分(Reallocating):これは、持っている資産の種類や割合を見直して、変えることです。例えば、お小遣いの使い道を「お菓子代」から「貯金」に多く振り分ける、みたいなイメージですね。会社の場合は、持っている株を少し売って、その分でより安全と思われる債券を買う、といった行動がこれにあたります。
つまり、この会社は、これまで持っていた他の種類の暗号資産(アルトコイン)の一部を売るなどして、その代わりにビットコインを買い増している、ということなんです。
どうしてそんなことをするの?って思いますよね。詳しい理由は会社によって色々ですが、一般的にビットコインは暗号資産の中で一番歴史が古く、最も広く知られていて、市場規模(取引されている量や金額の大きさ)も一番大きいです。そのため、数ある暗号資産の中でも「王様」や「基軸通貨(きじくつうか – 中心となる通貨)」のような存在と見なされることがあります。他のアルトコインに比べて、価値が比較的安定している(もちろん価格の変動は常にあります!)とか、長期的に見て価値の保存に向いていると考える会社もあるのかもしれませんね。たくさんの選択肢がある中で、より信頼できるものに集中しよう、という戦略なのかもしれません。
新しい「準備資産モデル」って何?
今回のユニバーサル・デジタル社の動きは、「新しい準備資産モデル(New Reserve Model)の一環」とも言われています。
「準備資産モデル」とは、先ほどお話しした会社の「蓄え」や「準備金」を、どんな種類の資産(現金、株、金、そして今回はビットコインなど)で、どれくらいの割合で持つか、という会社の方針や設計図のことです。家庭で例えるなら、「毎月のお給料から、いくらを普通預金にして、いくらを投資に回して、いくらを万が一のために取っておくか」という家計の計画みたいなものですね。
ユニバーサル・デジタル社は、この「設計図」にビットコインを正式に加えた、ということです。これは、会社がビットコインの将来性や、デジタル時代における新しい価値の保存手段としての可能性を真剣に評価している証拠とも考えられます。伝統的な資産だけでなく、新しい技術から生まれた資産も活用して、会社をより強く、将来の変化に対応できるようにしよう、という意欲の表れかもしれませんね!
日本の会社と協力!ビットコインを日本に広める?
そして、このニュースで特に私たち日本の皆さんにとって注目したいのが、ユニバーサル・デジタル社が日本の会社とパートナーシップ(協力関係)を結んだという点です!
その日本の会社は「グラウンド・フィナンシャル・アドバイザリー株式会社(Ground Financial Advisory Co.)」という、お金に関する様々な相談に乗ったり、アドバイスをしたりする金融のプロフェッショナル集団です。
このカナダの会社と日本の金融のプロがタッグを組んで何をするかというと、「日本でビットコインを推進する(広める・普及させる)」ことなんだそうです!
具体的にどんな活動をするのかは、これからの発表が待たれますが、例えば以下のようなことが考えられるかもしれませんね。
- ビットコインに関する分かりやすい情報提供やセミナー(勉強会)の開催
- 日本の企業がビットコインを会社の資産として持つためのお手伝い
- ビットコインをもっと身近に感じられるような新しいサービスの紹介や開発
カナダの会社がわざわざ日本の会社と組んでビットコインを広めようとしているのは、日本市場に大きな可能性を感じているからかもしれません。これがうまくいけば、私たちもビットコインに関する正しい知識を得る機会が増えたり、生活の中でビットコインが使われる場面が少しずつ出てきたりするかもしれませんね。今後の展開がとても楽しみです!
ジョンより一言
いやー、カナダの会社がこんな風にビットコインを会社の「お宝」として真剣に検討し、実際に保有するようになるなんて、ブロックチェーン技術が生まれた頃には想像もつかなかった未来が現実になってきていますね!特に、日本の会社と協力して日本での普及を目指すという点は、私たちにとってもビットコインがより身近な存在になるきっかけになるかもしれません。
ビットコインやブロックチェーン技術は、まだまだ「なんだか難しそう…」「自分には関係ないかな?」と感じる方も多いと思いますが、こういった具体的なニュースを通じて、少しずつその可能性や面白さが伝わったら嬉しいです。これからも、皆さんに分かりやすく最新情報をお届けできるよう頑張りますね!
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
Canadian Company Universal Digital Launches Bitcoin Treasury
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