AIにお任せすると、私たちの脳って「お休みモード」になっちゃうの?MITの研究で気になる結果が!
皆さん、こんにちは!AI技術の進化、すごいですよね。特にチャットGPTみたいなAIチャットボットは、文章を書くのを手伝ってくれたり、調べ物をしてくれたり、本当に頼りになる存在です。
でも、こういう便利なAIを使うとき、私たちの脳みそってどうなってるんでしょう?もしかして、AIに頼りすぎると、脳がちょっとサボっちゃったりするんでしょうか…?
実は、そんな疑問に答えてくれるかもしれない、ちょっと興味深い研究結果が、アメリカの超有名大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームから発表されたんです!今回は、その研究内容を分かりやすくご紹介しますね。
MITの研究で何がわかったの?
この研究では、AIチャットボット(お話しするAIのことですね)を使って文章(例えば、小論文とか)を書いた人たちと、AIを使わずに自力で書いた人たちの脳の活動を比べる、という実験が行われました。
具体的には、こんなことが分かったそうです。
- 脳の活動が低下する!?
脳波(のうは。EEGっていう、頭にセンサーを付けて脳の電気的な活動を測る機械です)を調べたところ、AIチャットボットを使って文章を書いたグループの人たちは、自力で書いた人たちに比べて、脳の活動がかなり低かったんですって!つまり、AIに頼ると、脳があまり活発に働いていない状態になるのかもしれません。 - 記憶にも残りにくいかも…
さらに、書いた内容をどれだけ覚えているか、という「思い出しテスト」も行われました。その結果、AIを使って文章を書いた人たちの方が、内容をあまり覚えていなかった、という傾向が見られたそうです。
うーん、これはちょっと考えさせられますね。AIが代わりに「考えて」くれる分、私たちの脳は「お休みモード」に入っちゃって、結果的に学んだことや書いたことが記憶として定着しにくいのかもしれません。
どうしてこんなことが起きるの?
どうしてAIを使うと、脳の活動が低下したり、記憶に残りにくくなったりするんでしょうか?
研究者たちは、AIが文章作成の「大変な部分」を肩代わりしてしまうからではないか、と考えているようです。
例えば、文章の構成を考えたり、適切な言葉を選んだり、情報を整理したり…といった、頭を使う作業がありますよね。AIを使わない場合は、これらの作業を全部自分で行うので、脳はフル回転します。この「自分で頑張って考える」というプロセスが、実は学習や記憶の定着にはとても大切なんです。
料理に例えると、レシピを見て材料を切って炒めて…と全部自分でやれば手順やコツを覚えますが、全部お惣菜で済ませたら、どうやってその料理が作られたかはあまり意識しないですよね。それに近いのかもしれません。
AIがスラスラと文章を作ってくれると、私たちはその内容を深く吟味したり、自分の頭で再構築したりする機会が減ってしまう。その結果、脳への刺激が少なくなって、記憶にも残りにくくなる…そんな可能性が考えられそうです。
じゃあ、AIって使っちゃダメなの?
「えー、じゃあAIって使わない方がいいの?」って思っちゃうかもしれませんね。でも、決してそういうわけではありません!
AIは本当に素晴らしい技術ですし、私たちの仕事や生活を助けてくれる強力なツールです。大切なのは、AIとどう賢く付き合っていくか、ということなんです。
例えば、こんな使い方なら、脳の良い刺激になるかもしれません。
- アイデア出しの壁打ち相手として使う
- 複雑な情報を分かりやすく要約してもらう
- 自分が書いた文章を、もっと良くするための提案をもらう
つまり、AIに全てを丸投げするのではなく、AIを「アシスタント」や「相談相手」として活用するのがポイントです。AIが出してくれた情報を鵜呑みにせず、自分で考え、自分の言葉で再構築する。このひと手間が、私たちの脳を活性化させ、学びを深めることにつながるのではないでしょうか。
AIと賢く付き合うために心がけたいこと
これからますますAIが身近になる時代。AIと上手に付き合っていくために、こんなことを意識してみてはいかがでしょうか。
- AIはあくまで「道具」と心得る:最終的に考え、判断するのは自分自身。AIに思考を乗っ取られないようにしましょう。
- 「なぜそうなるの?」を考える癖をつける:AIが答えを出してくれても、「どうしてこの答えになったんだろう?」と一歩踏み込んで考えてみる。
- 学びの場面では特に注意:何か新しいことを学んだり、レポートを書いたりする時は、まず自分の頭でじっくり考えてみる。AIを使うのは、その後でも遅くありません。
- バランスが大事:AIの便利さに頼りつつも、時にはじっくり自分の力で課題に取り組む時間も大切にする。
ジョンの一言
いやー、AIって本当に便利だから、ついつい頼りたくなっちゃいますよね。でも、今回の研究結果を見ると、やっぱり「楽をすること」と「学ぶこと」は、必ずしもイコールじゃないんだな、と改めて感じました。AIを上手に使いこなしつつ、自分の頭で考える力もしっかり養っていく。そんなバランス感覚が、これからの私たちには求められているのかもしれませんね。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
Brain activity much lower when using AI chatbots, MIT
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