【メタバース初心者向け】Kromaの「レイヤー2ネットワーク」が6月26日に終了！あなたの資産はどうすればいいの？
みなさん、こんにちは！メタバース世界の案内人、ジョンです。
最近、私たちの周りでよく耳にするメタバースやブロックチェーン（たくさんのコンピューターで情報を共有し、安全に管理する技術）の世界から、ちょっと気になるニュースが飛び込んできました。「Kroma（クロマと読みます）」というプロジェクトが、その「レイヤー2ネットワーク」というサービスを2024年6月26日に終了するというのです。そして、利用している人たちには、預けている資産を引き出したり、「KROトークン」というデジタル資産を別の場所へ移動させたりするよう呼びかけています。
「レイヤー2って何？」「トークンを移動ってどういうこと？」「なんだか難しそう…」と不安に感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、ご安心ください！この記事では、メタバースやブロックチェーンのことはまだよく分からない…という初心者の方にも、このニュースが何を意味しているのか、そして何をすれば良いのかを、分かりやすく解説していきますね。
そもそも「レイヤー2ネットワーク」って何のこと？
まず、このニュースを理解するためのキーワード、「レイヤー2ネットワーク」についてご説明しましょう。
インターネットで動画を見たり、オンラインゲームを楽しんだりするとき、たくさんのデータがやり取りされていますよね。メタバースや、その基盤となるブロックチェーンの世界でも同じです。特に有名なのが「イーサリアム（Ethereum）」という大きなネットワーク（たくさんのデジタル通貨や様々なサービスが動いている、いわば巨大な公共のプラットフォーム）です。
このイーサリアムは非常に人気があるため、たくさんの人が同時に利用すると、どうしても処理に時間がかかったり、手数料（ネットワークを利用するための費用）が高くなってしまったりすることがあります。これを例えるなら、大人気の高速道路が朝夕のラッシュアワーに大渋滞してしまうようなイメージです。
そこで考え出されたのが「レイヤー2ネットワーク」です！
これは、メインのネットワーク（イーサリアムのようなものを「レイヤー1」と呼びます）の混雑を緩和し、負担を軽くするために作られた、いわば「バイパス道路」や「高速道路の側道」のようなものです。メインの道路とは別に、この第2の道路を使うことで、
- 取引の処理がずっと速くなる！
- 手数料が安く抑えられる！
といったメリットが生まれます。Kromaも、このような便利なレイヤー2ネットワークの一つを提供していたプロジェクトなんです。
Kromaのレイヤー2ネットワークが終了するって、どういうこと？
さて、今回のニュースの核心部分です。Kromaが提供してきたこの便利なレイヤー2ネットワークが、2024年6月26日をもって、そのサービスを終了することが発表されました。
「えっ、サービス終了？じゃあ、今まで使っていたものはどうなっちゃうの？」と心配になるかもしれませんね。
でも、これはKromaというプロジェクト自体が完全になくなってしまう、という意味ではありません。実は、Kromaは「Kromaプロトコル」という新しい仕組み（ルールやシステム全体のこと）に移行するための準備として、現在のレイヤー2ネットワークを一度閉じる、ということなんです。
例えるなら、街で人気だったお店が、もっと素敵な内装や新しいメニューを取り揃えてリニューアルオープンするために、一時的にお店を閉めるようなイメージに近いかもしれませんね。
Kromaネットワークの利用者は何をすればいいの？
もしあなたがKromaのレイヤー2ネットワークを利用していた場合、いくつか対応していただく必要があります。Kromaは、ネットワークが完全に終了する6月26日よりも前に、以下の手続きを行うよう強く呼びかけています。
- 預けている資産の引き出し（出金）
Kromaのネットワーク上に、何らかのデジタル資産（例えば、ステーキングという形で運用目的で預けていた資産など）を持っている場合は、それを自分の手元（個人のデジタルウォレットなど）に引き出す必要があります。ネットワークが閉鎖されてしまうと、資産の取り出しが難しくなる可能性があるため、これは非常に重要です。 - KROトークンの「イーサリアムメインネット」への移行
「KROトークン」というのは、Kromaネットワークに関連する特別なデジタル通貨（ポイントのようなものと考えても良いでしょう）です。これを持っている方は、KROトークンを「イーサリアムメインネット」という、より大きな基盤となるネットワークに移動させる必要があります。
「イーサリアムメインネット」は、先ほどお話ししたレイヤー2の「バイパス道路」に対して、いわば「本線の大通り」のようなものです。ここにKROトークンを移しておくことで、将来新しいKromaプロトコルが開始された後も、そのトークンを引き続き利用できるようにするための措置と考えられます。
これらの手続きは、皆さんの大切な資産に関わることです。具体的な手順については、必ずKromaの公式サイトや公式アナウンスで最新の情報を確認し、できるだけ早めに対応するように心がけましょう。
なぜ終了して、新しいプロトコルへ移行するの？
Kromaが現在のレイヤー2ネットワークを終了し、新しい「Kromaプロトコル」へと移行する背景には、おそらく「より良いサービスを提供したい」という強い思いがあるのでしょう。
ブロックチェーンやメタバースの技術は、日々ものすごいスピードで進化しています。新しい技術が登場すれば、それを取り入れてシステムを改善し、ユーザーにとってより快適で安全な環境を提供しようとするのは自然な流れです。
新しいKromaプロトコルになることで、具体的にどのようなメリットがあるかは今後の発表を待つ必要がありますが、一般的にこのような大規模なアップデートでは、
- ネットワークの処理速度がさらに向上する
- 手数料がより安くなる、または効率的になる
- 新しい機能が追加されて、できることが増える
- セキュリティがさらに強化されて、より安全に利用できるようになる
といった改善が期待されることが多いです。Kromaも、きっとユーザーにとってより魅力的なプラットフォームへと進化を遂げようとしているのですね。
ジョンからのひとこと
今回のKromaのニュースは、メタバースやブロックチェーンという世界が、常に動き、進化し続けていることを改めて感じさせてくれますね。新しい技術やサービスが次々と生まれる一方で、既存のものが形を変えたり、より大きな目標に向かって新たなステップを踏み出したりすることも珍しくありません。
特に初心者の方にとっては、こうした変化の速さに戸惑ったり、専門用語が多くて難しく感じたりすることもあるかもしれません。でも、一つ一つの情報を丁寧に見ていけば、きっと理解できるようになりますよ。大切なのは、焦らずに、信頼できる情報源から正しい情報を得ることです。
これからも、皆さんのメタバースライフがより豊かで楽しいものになるよう、役立つ情報を分かりやすくお届けしていきたいと思っています！
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです：
Kroma To Shut Down Layer 2 Network On June 26, Urges Users To Migrate KRO To Ethereum Mainnet