メタバースの裏側で大変革？「Π²（パイスクエアード）」が目指す新しいカタチとは？
こんにちは、メタバース案内人のジョンです！
皆さんが楽しんでいるメタバース、実はその裏側では、たくさんの新しい技術が動いているんです。今日はその中でも、将来のメタバース体験をガラッと変えるかもしれない、注目の新技術「Π²（パイスクエアード）」についてご紹介します！なんだか数学の記号みたいで難しそう？大丈夫、いつものように、初心者さんにも分かりやすく、この新しい動きの「なにがスゴイのか」を一緒に見ていきましょう！
そもそも「レイヤー1」「レイヤー2」って何のこと？
Π²の話をする前に、まず「レイヤー1（ワン）」とか「レイヤー2（ツー）」って言葉を聞いたことがありますか？これは、最近よく耳にする「ブロックチェーン」という技術と深く関わっているんです。
ブロックチェーンっていうのは、ざっくり言うと「みんなで監視できるデジタルな取引台帳」みたいなもの。一度記録された情報は改ざんがとっても難しいので、信頼性が高いのが特徴です。ビットコイン（仮想通貨の一種ですね）なんかが有名ですよね。
さて、このブロックチェーン技術を使ったサービスが色々出てきているんですが、いくつか課題も抱えています。
レイヤー1：ブロックチェーンの「土台」
レイヤー1は、ブロックチェーンの最も基本的な層、つまり「土台」の部分です。例えるなら、国全体のメインの道路網みたいなものですね。ビットコインやイーサリアム（これも有名なブロックチェーンプラットフォームです）といった有名なブロックチェーンそのものがレイヤー1にあたります。
この土台の上で、色々な取引（お金のやり取りや契約など）が行われたり、新しいサービス（例えば、メタバース内で使える特別なアイテムやゲームなど）が作られたりするわけです。
でも、人気が出てきて利用者が増えると、メインの道路が混雑するように、こんな問題が出てきちゃうんです。
- 処理が遅くなっちゃう（取引の確認に時間がかかる、渋滞みたいになっちゃう）
- 手数料が高くなっちゃう（取引を早く処理してもらうために余分にお金がかかる、混雑すると値段が上がる感じ）
これを専門用語で「スケーラビリティ問題」なんて言ったりします。メタバースでアイテムを買ったり売ったりする時も、このレイヤー1が使われることがあるんですが、遅かったり手数料が高かったりすると、ちょっと使いにくいですよね。
レイヤー2：レイヤー1を助ける「高速道路」
そこで登場するのがレイヤー2です！
レイヤー2は、レイヤー1の「土台」の上に乗っかる形で、処理の負担を軽くしたり、速くしたりするための技術です。メインの道路（レイヤー1）の渋滞を避けるための「高速道路」や「バイパス」、あるいは「脇道」みたいなイメージですね。メインの道路が混んでいても、こっちの道を使えばスイスイ進める、というわけです。
これによって、より速く、より安く取引ができるようになることを目指していて、実際に多くのプロジェクトで活用され始めています。ただ、どのレイヤー2技術を使うか選んだり、レイヤー1とレイヤー2の間で資産を移動させたり、ちょっと一手間かかることもあります。
つまり、今までは「レイヤー1」という土台があって、その問題を解決するために「レイヤー2」という仕組みを後から追加する、というのが一般的な考え方だったんです。
Π²（パイスクエアード）が目指す未来とは？
さて、本題のΠ²（パイスクエアード）です。彼らは、この「レイヤー1」とか「レイヤー2」とか、そういった区別そのものを「もう時代遅れにしちゃおう！」と考えている、とっても野心的なプロジェクトなんです。
Π²が作ろうとしているのは、「普遍的で、検証可能性を第一に考えたインフラストラクチャ」だそうです。…ちょっと難しい言葉が並びましたね！
簡単に言うと、こんな感じでしょうか。
- 普遍的（ふへんてき）：誰でも、どんな目的でも使えるような、共通の基盤。特定のサービス専用とかじゃなく、みんなが使えるイメージです。
- 検証可能性（けんしょうかのうせい）を第一に：行われた取引やデータが「本当に正しいか、ウソや間違いがないか」をちゃんと確認できることを、すごく大事にする仕組み。ブロックチェーンの得意なところですね！
- インフラストラクチャ：道路や電気、水道みたいに、社会やサービスを支えるための基本的な設備のこと。ここでは、デジタルの世界を支える基盤技術、つまり新しい「デジタル道路網」のようなものです。
つまり、Π²は、最初から「レイヤー1の課題」も「レイヤー2で解決しようとしていたこと」も全部まとめて面倒を見られるような、まったく新しいデジタルの土台、いわば「次世代の万能道路」を作ろうとしている、ということなんです。
これまでの「まずメイン道路（レイヤー1）があって、混んできたら高速道路（レイヤー2）を後付けで…」という考え方ではなく、Π²という一つの仕組みだけで、速くて、安くて、しかも信頼できる取引を実現しようとしています。もしこれが実現したら、利用者は難しいことを考えずに、ただ快適にサービスを使えるようになるかもしれません。「どの道路を使おうかな？」なんて悩む必要もなくなる、そんなイメージです。
これが実現すると、私たちにとってどうなるの？
Π²のような新しい技術がもし本当に普及したら、私たちメタバースの利用者にとっても、嬉しい変化がたくさんあるはずです。特に、メタバースは多くの人が同時にアクセスし、様々なデジタルアイテムを取引する場なので、その基盤技術がスムーズであることは非常に重要です。
例えば、こんな未来が期待できるかもしれません。
- メタバース内でのアイテムの売買やサービスの利用がもっとスムーズに、そして手数料も気にせず安くなるかも。
- これまで「ブロックチェーンは難しい」と感じていた人でも、複雑な「レイヤー」の違いを意識することなく、直感的にブロックチェーン技術の恩恵を受けられるようになるかも。
- 基盤がシンプルになることで、開発者も新しいメタバース体験やサービスをもっと簡単に、もっと速く作れるようになるかもしれません。
- そして、結果としてより安全で信頼性の高いデジタル環境が実現するでしょう。
メタバースの世界は、これからもっともっと進化していくと思いますが、その進化を加速させるかもしれないのが、Π²のような裏側の技術革新なんですね！
もちろん、Π²はまだ開発の初期段階にあるプロジェクトなので、これが本当に社会を変えるほどのインパクトを持つかは、これからの進展を見守る必要があります。でも、こういう新しい技術の登場は、メタバースの未来をより豊かなものにしてくれる可能性を秘めていて、とってもワクワクしますよね！
ジョンの一言
いやー、技術の世界は日進月歩ですね！Π²みたいな話を聞くと、最初は「むむ、難しそう…」って感じるけど、よくよく知ると、実は私たちのメタバース生活をもっと便利で快適にしてくれるかもしれない、大切な動きなんだって分かります。これからも、こういう新しい技術のニュースを、皆さんに分かりやすくお届けできるように頑張りますね！
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです：
Pi Squared Wants to Replace Layer 1, Layer 2—and Everything
in Between