Lidoに大きな変化!あなたの声がもっと届く「二重ガバナンス」って何?
こんにちは!メタバースの最新情報をわかりやすくお届けする、ブロガーのジョンです。
最近、Web3(ウェブスリー)やメタバースの世界で注目されている「Lido(リド)」というプロジェクトから、大きなニュースが発表されました。その名も「二重ガバナンス(Dual Governance)の導入」です!
「なんだか難しそう…」と感じた方も大丈夫。今日はこのニュースが、私たちユーザーにとってどれだけ重要で、素晴らしい変化なのかを、誰にでもわかるように解説していきますね!
そもそも「Lido」って何?
まず、今回の主役である「Lido」について簡単におさらいしましょう。
Lidoは、イーサリアムという巨大なブロックチェーン(取引の記録をみんなで管理する技術)上でとても人気のあるサービスです。具体的には、「ステーキング」という仕組みを簡単にしてくれるサービスを提供しています。
ステーキングというのは、イーサリアムという大きなデジタル経済圏を安全に保つために、みんなで暗号資産(この場合はETH)を預けて協力する仕組み、みたいなものです。銀行の定期預金に少し似ていて、預けると報酬として利息のようなものがもらえるんです。
Lidoを使うと、このステーキングが手軽にできます。そして、LidoにETHを預けると、その証明として「stETH」という特別なコイン(トークン)がもらえます。これは「あなたがETHを預けていますよ」という預かり証のようなものですね。
これまでの仕組みと、新しい「二重ガバナンス」
Lidoは「DAO(ダオ)」という形態で運営されています。DAOとは「Decentralized Autonomous Organization」の略で、日本語にすると「自律分散型組織」。簡単に言うと、特定の社長やリーダーがおらず、参加者の投票によって方針を決める、新しい形の組織です。
これまでの仕組み:LDOホルダーだけの投票
これまで、Lidoの方針決定に参加できたのは、「LDO」というガバナンストークン(運営に参加するための投票権のようなコイン)を持っている人たちだけでした。これは、会社の「株主」が株主総会で議決権を持つのと似ていますね。
しかし、この方法だと、実際にLidoのサービスを使ってETHを預けている大勢のユーザー(stETHを持っている人たち)の声が、直接は運営に反映されにくいという課題がありました。
新しい仕組み:「二重ガバナンス」でユーザーにも力を!
そこで今回導入されたのが「二重ガバナンス」です!
これは、これまでのLDOホルダーによる投票に加えて、新たにstETHホルダー(つまり、Lidoのサービスを実際に利用しているユーザーたち)にも、運営に対して重要な役割を与えるという画期的な仕組みです。
具体的に、stETHホルダーには何ができるようになったのでしょうか?それは、「拒否権」や「待ったをかける権利」です。
もしLDOホルダーの投票で決まった変更案が、stETHホルダーにとって「これはサービスの安全性を損なうかもしれない」「ユーザーにとって不利な変更だ」と感じられた場合、stETHホルダーはその決定を一時的に停止させたり、取り下げさせたりすることができるようになったのです。
この変更がなぜそんなに大切なの?
この「二重ガバナンス」は、私たちユーザーにとって非常に大きな意味を持ちます。
- 安全性の向上: 万が一、Lidoの運営方針を決める人たちが、ユーザーの不利益になるような決定をしようとしても、ユーザー自身がそれを食い止める「安全ブレーキ」の役割を果たします。
- より民主的に: サービスを実際に支えているユーザーの声が、運営に直接届くようになります。これにより、Lidoはより公平で、多くの人に開かれた組織へと進化します。
- 権力の分散: 特定のグループに権力が集中するのを防ぎ、Web3が目指す「分散化」の理想に一歩近づく動きと言えます。
これは、まるで国の政治で、議会が決めたことに対して、国民が「ちょっと待って!」と声を上げられる国民投票の仕組みができたようなもの。サービスを提供する側と、利用する側の力のバランスが、より良くなった証拠なんです。
ジョンより一言
今回のLidoの動きは、Web3やメタバースの世界が、ただ新しい技術を作るだけでなく、いかにしてユーザーを守り、ユーザーと共に成長していくかを真剣に考えている素晴らしい例だと思います。自分の持っているものが、ただの資産ではなく「声」になる。こうした仕組みが、これからのデジタル社会の信頼を築いていく上で、とても重要になっていくはずです。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
Lido DAO Activates Dual Governance, Giving stETH Holders A
Say In Protocol Changes