もしも、この先25年も株価が上がり続けたら?未来の経済と私たちのお金の話
こんにちは、ジョンです!
「将来、お金の心配をせず暮らしたいな…」と、誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。特に、ニュースで「株価が上がった」「景気が良い」と聞いても、いまいち自分の生活に変化を感じられず、もやもっとすることもありますよね。
今日は、「もしも、これから25年間も株価が上がり続けるとしたら?」という、ちょっと大胆な未来予測をテーマに、私たちのお金や暮らしについて一緒に考えていきたいと思います。
「25年間のブルマーケット」ってどういうこと?
今回参考にした海外の記事では、「これから25年続くブルマーケットが来るかもしれない」という、とても興味深いテーマが語られていました。
ここで、ブルマーケットという言葉を初めて聞いた方もいるかもしれませんね。これは「強気相場」とも呼ばれ、株式市場全体が長期間にわたって上昇し続ける状態のことです。元気な雄牛(ブル)がツノを力強く突き上げる様子から、こう呼ばれています。
つまり、「25年間、経済が成長し続けるかもしれない」という、とてもポジティブな見方があるということ。最近の株式市場は、何か悪いニュースがあってもすぐに回復する力強さを見せているので、あながち夢物語ではないのかもしれませんね。
好景気なのに、なぜか豊かさを感じられない私たち
「株価がずっと上がるなんて、すごい!じゃあ私たちの生活もどんどん豊かになるんだ!」…と、思いたいところですが、現実は少し違うようです。記事では、こんな気になるトピックも挙げられていました。
- 年収が25万ドル(日本円で約3900万円!)あっても「自分は豊かだ」と感じられない人がいる。
- 新車のローン支払いが月1000ドル(約15万円)を超えるケースが増えている。
- 大卒者の就職市場が厳しい。
- 住宅価格が高騰しすぎている。
これって、なんだか日本でも似たような話を聞きませんか?
たとえ経済全体が成長していても、私たちの身の回りでは物価や税金、社会保険料などが上がり、生活コスト(生活にかかる費用)もどんどん増えています。
給料が少し上がったとしても、それ以上に出ていくお金が多ければ、豊かさを実感しにくいのは当然ですよね。特に、家や車といった大きな買い物の負担は、私たちの家計に重くのしかかります。
つまり、大きな経済の動きと、私たち一人ひとりのお財布の中身は、必ずしも同じではないということです。
じゃあ、私たちはどうすればいいの?
「経済が良くなっても、生活は楽にならないなら、どうしたら…」と不安に思うかもしれません。でも、大丈夫。こんな時代だからこそ、私たちにできることがあります。
1.まずは「知ること」から始めよう
一番大切なのは、他人事だと思わずに、お金や経済のことに少しだけ興味を持ってみることです。なぜ物価が上がるのか、自分の給料から何が引かれているのか。それを知るだけで、お金との向き合い方が変わってきます。
2.「長期的な視点」でコツコツ投資を
もし本当にこれからブルマーケットが続くなら、それは資産形成の大きなチャンスです。なにも大金を投じる必要はありません。
たとえば、ETF(上場投資信託)という商品があります。これは、たくさんの会社の株を少しずつ集めた「株の詰め合わせパック」のようなものです。これ一つ買うだけで、自然とリスクを分散できるので、投資初心者の方には特におすすめです。
毎月5,000円や10,000円といった少額からでも、長く続けることで、将来的に大きな力になります。これを「長期・積立・分散」と呼び、資産形成の王道と言われています。
3.周りと比べず、自分の「豊かさ」を見つける
年収が高い人が必ずしも幸せとは限りません。大切なのは、自分にとっての「心地よい暮らし」や「豊かさ」の基準を持つことです。周りが持っているから、という理由で高い車やブランド品を買うのではなく、自分が本当に価値を感じるものにお金を使うことが、心の満足につながります。
筆者のひとこと
「25年も株価が上がる」という予測は、とてもワクワクする話ですよね。ただ、この記事を読んで改めて感じたのは、大きな経済の流れと個人の幸福感は別物だということです。だからこそ、周りの情報に振り回されず、自分の足でしっかり立って、コツコツと自分の未来のために備えることが何よりも大切なんだなと思いました。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
Animal Spirits: A 25 Year Bull Market