コンテンツへスキップ

TIOBE指数:古参言語Ada、トッププログラミング言語の座を狙う!

Ada vs. The New Kids: Can Older Languages Still Rule the Code World?

プログラミング言語の人気ランキングに意外な変化?AI時代に注目される「古い言語」の秘密

こんにちは、AI技術をわかりやすく解説するブログライターのジョンです!

皆さんは「プログラミング言語」に、音楽のヒットチャートのような人気ランキングがあるのをご存知でしたか?どの言語が今一番エンジニアに使われているか、注目されているかを示す指標がいくつかあるんです。

その中でも特に有名な「TIOBEインデックス」というランキングの最新版が発表されたのですが、これがなかなか興味深い結果だったので、今日はその内容を皆さんと一緒に見ていきたいと思います。AI全盛のこの時代に、なんと「古い言語」が注目を集めているようなんです!

トップ層は安泰、でもランキング中盤でドラマが!

まず、ランキングのトップに君臨する顔ぶれは、ここ数年あまり変わっていません。AI開発で大人気のPython(パイソン)を筆頭に、C++(シープラスプラス)Java(ジャバ)といった、いわゆる「王道」の言語たちががっちりと上位をキープしています。ここは「やっぱりそうだよね」と納得の結果です。

しかし、本当に面白いのはランキングの10位前後で起きている静かな戦いです。なんと、何十年も前に生まれた「ベテラン言語」たちが、最近話題の新しい言語たちを抑えて、しぶとく上位にランクインしているんです。

例えば、最近よく耳にするRust(ラスト)Kotlin(コトリン)といった、モダンで高性能な「若手言語」たちが、なかなかこのベテラン勢を追い越せない状況が続いています。 established languages are hot(定評のある言語が熱い)と元記事でも言われている通り、なんだか不思議な感じがしますよね。

生き残りの鍵は「安全性」?注目のベテラン言語「Ada」

そんな元気なベテラン勢の中でも、TIOBEのCEOが「この先も長く生き残るだろう」と太鼓判を押しているのが、「Ada(エイダ)」という言語です。

Adaと聞いても、ほとんどの方が「何それ?」と思うかもしれません。それもそのはず、Adaは1970年代後半に開発が始まった、かなりの古株言語なんです。では、なぜそんな古い言語が今になって再注目されているのでしょうか?

その答えは、Adaが持つ「圧倒的な安全性と信頼性」にあります。

Adaはもともと、「セーフティクリティカルな領域」、つまり「ほんの少しのミスも許されない、安全が第一に求められる分野」で使われることを目的に開発されました。具体的には、以下のようなシステムの制御に使われています。

  • 航空機のフライトシステム
  • 人工衛星やロケットの制御
  • 鉄道の信号システム
  • ペースメーカーなどの高度な医療機器

こうした分野では、もしプログラムにバグ(不具合)があったら、人々の命に関わる大事故につながりかねません。Adaは、そうした致命的なミスが設計段階で起きにくいように、言語のルールが非常に厳しく作られているのです。

現代社会は、あらゆるモノがインターネットに繋がり、自動運転や遠隔医療など、システムの「安全性」がこれまで以上に重要になっています。そんな時代の流れが、Adaのような「とにかく堅実で信頼できる」という特徴を持つ言語を、再び表舞台に押し上げているのかもしれませんね。

実際のランキングをチェック! TIOBEインデックスTOP10

それでは、話題のTIOBEインデックスの最新ランキング(2024年7月時点)を見てみましょう。このランキングは、世界中の熟練エンジニアの数や、関連する教育コース、そして言語をサポートする企業の数などを総合的に評価して算出されています。

  1. Python (26.98%)
  2. C++ (9.8%)
  3. C (9.65%)
  4. Java (8.76%)
  5. C# (4.87%)
  6. JavaScript (3.36%)
  7. Go (Golang) (2.04%)
  8. Visual Basic (1.94%)
  9. Ada (1.77%)
  10. Delphi/Object Pascal (1.77%)

なんと、Adaが9位にランクインしています!長年トップに君臨するPythonの強さは圧倒的ですが、その下で繰り広げられるベテラン勢の健闘ぶりがうかがえます。

ジョンのひとこと

技術の世界は常に新しいものがもてはやされがちですが、今回のランキングは「新しさだけが価値ではない」ということを教えてくれるようで、とても興味深かったです。特にAdaのように、一つの強みを徹底的に磨き上げた技術が、何十年という時を経て再評価されるのは面白いですね。これは、私たちの仕事や生活にも通じる部分があるかもしれません。

この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
Ada, other older languages vie for top spots in Tiobe
language index

関連投稿

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です