また企業がビットコインを大量購入！フランスのIT企業が約10億円の資金調達に成功したニュースを、初心者向けに解説します
こんにちは！最新のブロックチェーンニュースを分かりやすくお届けする、専門ライターのJonです。最近、「企業がビットコインを買った」というニュースをよく耳にしませんか？今回は、ヨーロッパのフランスから届いた、まさにそんなニュースをピックアップしました。専門用語が多くて難しそう…と感じるかもしれませんが、大丈夫です！誰にでも分かるように、一つひとつ丁寧に解説していきますね。
ニュースの主役、「The Blockchain Group」ってどんな会社？
まず、今回のニュースの主役である「The Blockchain Group（ブロックチェーン・グループ）」について簡単にご紹介します。
この会社は、その名の通り「ブロックチェーン」という技術を専門に扱っているフランスの企業です。ブロックチェーンと聞くと、多くの人がビットコインを思い浮かべるかもしれませんが、実はもっと広い意味を持つ技術なんです。
ブロックチェーンとは、一言でいうと「情報を鎖（チェーン）のようにつなげて、世界中のコンピューターで共有して管理する、とても安全なデジタル台帳」のようなものです。この技術を使うと、データの改ざんが非常に難しくなるため、お金のやり取りだけでなく、契約書や製品の生産履歴の管理など、さまざまな分野での活用が期待されています。
「The Blockchain Group」は、この未来の技術を使って、他の会社が新しいサービスを作ったり、業務を効率化したりするお手伝いをしている、いわば「ブロックチェーン専門のITコンサルタント」のような会社なんですね。
で、今回は一体何があったの？
それでは、本題です。今回この会社が何をしたのか、ポイントを3つに絞って見ていきましょう。
- ポイント1：約10億円の資金を調達した！
まず、この会社は事業をさらに大きくするために、投資家から600万ユーロ（日本円で約10億円！）もの資金を集めることに成功しました。会社が新しい挑戦をしたり、成長したりするためには元手となるお金が必要ですよね。多くの投資家が「この会社の未来は明るいぞ」と期待している証拠とも言えます。 - ポイント2：その資金で、さらにビットコインを購入した！
そして、集めた資金の一部を使って、新たに29BTC（BTCはビットコインの単位です）を購入しました。ブロックチェーン技術を専門に扱う会社として、「私たちはこの技術と、その代表であるビットコインの将来を本気で信じていますよ」という強いメッセージを発信しているようにも見えますね。 - ポイント3：会社のビットコイン保有量がすごいことに！
今回の追加購入によって、この会社が保有するビットコインの総量は合計1,933BTCになりました。現在の価格で日本円に換算すると…なんと約190億円以上にもなります！会社の「宝物」として、これだけのビットコインを大切に保管しているということですね。
有名な「あの人」も出資！アダム・バック氏って誰？
今回の資金調達で特に注目されているのが、アダム・バック（Adam Back）氏という人物が、600万ユーロのうち500万ユーロ（約8.5億円）もの大金を一人で出資したことです。
「アダム・バックって誰？」と思うかもしれませんね。彼は、ビットコインが生まれるずっと前から、その基礎となる暗号技術を研究してきた、この世界では「生きる伝説」とも言える超重要人物なんです。彼がいなければ、ビットコインは生まれなかったかもしれない、とまで言われています。
例えるなら、インターネットが普及し始めた頃に、インターネットの神様のような人が「この新しいネット企業は将来すごいことになるぞ！」と太鼓判を押してお金を出したようなものです。そんな伝説的な人物が多額の投資をしたことで、今回のニュースはさらに大きな注目を集めることになりました。
筆者のひとこと
今回のニュースは、単に「どこかの会社がビットコインを買った」という話だけではありません。ブロックチェーン技術の専門家集団が、その技術の第一人者からの強力な支持を得て、会社の資産としてビットコインをさらに積み増した、という点が非常に興味深いですね。これは、ビットコインが単なる投機の対象ではなく、企業の価値を支える「デジタルな資産」として、ますます社会に認められ始めている証拠だと感じます。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです：
The Blockchain Group Raises €6 Million For Bitcoin Strategy,
Purchases More Bitcoin