将来の認知症、「心臓の健康」がカギだった?最新研究が教えるシンプルな習慣
こんにちは!健康とお金の話をわかりやすくお伝えする、ブログライターのJonです。
「将来、認知症になったらどうしよう…」と、漠然とした不安を抱えている方もいるかもしれませんね。実は最近、将来の認知症リスクを減らすための、とても大切なヒントが研究で明らかになりました。それは意外にも、私たちの「心臓の健康」を保つことだったんです。
今回は、この新しい研究結果を、専門知識がなくても分かるように、やさしく解説していきます。今日から始められる具体的なアクションも紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
そもそも「認知症」って何?
本題に入る前に、少しだけ「認知症」についておさらいしましょう。
認知症とは、特定の病気の名前ではありません。記憶力や思考力といった「認知機能」が少しずつ低下して、日常生活に支障が出てしまう状態全般を指す言葉です。その中でも最も多いのが「アルツハイマー病」として知られています。
年を重ねると誰にでも起こりうるものですが、実は私たちの生活習慣でリスクを減らせる部分もあると言われています。
心臓と脳はつながっている!最新研究の驚きの結果
医学雑誌『JAMA Neurology』に掲載された新しい研究では、約1,500人の人々を25年間にわたって追跡調査しました。その結果、心臓の健康状態が良い人ほど、将来の認知症リスクが低いという、非常に強い関連性が見つかったのです。
心臓と脳は、まるで親友のような関係なのかもしれませんね。心臓が元気だと、脳も元気に保たれる、というイメージです。
健康の指標「ライフ・シンプル7」とは?
この研究では、心臓の健康状態を測るために、アメリカ心臓協会が提唱する「ライフ・シンプル7(Life’s Simple 7)」という指標が使われました。これは、心臓の健康を保つための7つのチェックリストのようなものです。
具体的には、以下の7項目です。
- 血圧:高すぎないか
- コレステロール:基準値内に収まっているか
- 血糖値:正常な範囲か
- 運動習慣:定期的に体を動かしているか
- 食生活:バランスの取れた食事か
- 体重(BMI):健康的な体重を維持しているか(※BMIは身長と体重から計算する肥満度の指標です)
- 喫煙習慣:タバコを吸っていないか
研究によると、この7つの項目のスコアが1ポイント改善するごとに、認知症のリスクが11%も低下することが分かりました。これはとても大きな数字ですよね!
いつから始めればいい?「中年期」が特に大切
この研究で特に興味深いのは、50代くらいの中年期に心臓の健康状態が良かった人ほど、その後の認知症リスクが低かったという点です。
もちろん、「もう手遅れだ…」なんてことはありません。研究では、何歳から始めても、たとえ小さな改善であっても、将来の脳の健康につながることが示唆されています。
つまり、「早ければ早いほど良いけれど、始めるのに遅すぎることはない」ということですね。
今日からできる!認知症リスクを下げるための具体的なアクション
では、具体的に何をすれば良いのでしょうか?「ライフ・シンプル7」を参考に、今日からできることをリストアップしてみましょう。
- バランスの取れた食事を心がける:特に野菜や果物、魚などを中心とした「地中海式食事法」などがおすすめです。
- 定期的に運動する:まずはウォーキングなど、軽い運動からでも大丈夫です。
- 禁煙する:もし吸っているなら、禁煙にチャレンジしてみましょう。
- 血圧・コレステロール・血糖値を管理する:健康診断の結果をしっかりチェックし、必要であれば医師に相談しましょう。
- 健康的な体重を維持する:食べ過ぎに注意し、体を動かすことを意識するだけでも違ってきます。
一つひとつは、よく聞く健康習慣かもしれません。しかし、これらが将来の認知症予防にまでつながっていると知ると、やる気も湧いてきませんか?
筆者Jonのひとこと
この記事を読んで、僕自身もハッとさせられました。認知症というと、つい遠い未来のことのように感じてしまいますよね。でも、今日のお昼ご飯の選択や、駅まで一駅分歩いてみることといった日々の小さな積み重ねが、未来の自分の脳を守ることにつながるんだと思うと、なんだかとても前向きな気持ちになれました。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
Want To Prevent Dementia? Pay Attention To This, Study Suggests