大手金融チャールズ・シュワブ、ビットコイン取引へ参入!暗号資産の巨人コインベースに挑戦状か?
こんにちは、ブロックチェーン技術を分かりやすく解説するブロガーのジョンです。
今日は、アメリカのとても大きな金融会社が、ビットコイン(インターネット上で使えるデジタルなお金の一種です)の取引サービスを始めるというビッグニュースについてお話しします。もしあなたが「ビットコインって難しそう」「なんだか怖い」と感じていたなら、今回のニュースは少し見方が変わるきっかけになるかもしれません。この動きは、デジタル資産の世界にとってどんな意味を持つのでしょうか?さっそく見ていきましょう!
金融の巨人、チャールズ・シュワブとは?
今回ニュースの主役である「チャールズ・シュワブ」は、アメリカでは誰もが知る大手の証券会社です。証券会社というのは、私たちが株などを買ったり売ったりするときに、その取引を仲介してくれる会社のことです。銀行がお金の預け入れや引き出しを手伝ってくれるように、証券会社は投資のお手伝いをしてくれる、そんなイメージです。
たくさんの人がこの会社を通じて株や投資信託(専門家が代わりに色々な株に投資してくれる商品)などを取引しています。そのチャールズ・シュワブが、なんとビットコインの取引サービスを開始する準備を進めていることが明らかになりました。
この情報は、同社のCEO(会社の最高責任者)であるリック・ワースター氏が、アメリカの有名なニュース番組CNBCのインタビューで語ったものです。
なぜこれが大きなニュースなの?
「大手の金融会社がビットコインを扱う」というのは、実はとても重要な意味を持っています。これまでビットコインなどの暗号資産(あんごうしさん、デジタル技術で価値が記録された資産のこと)は、専門の取引所で購入するのが一般的でした。その代表格が「コインベース」という会社です。
チャールズ・シュワブはこのコインベースの直接のライバルになる、とCEOのワースター氏は話しています。つまり、こういうことです。
- コインベース:もともと暗号資産を専門に扱ってきた会社
- チャールズ・シュワブ:これまで株などを扱ってきた伝統的な金融の会社
信頼と実績のある伝統的な会社が本格的に参入することで、これまで暗号資産に少し不安を感じていた人たちも、安心して取引を始めやすくなるかもしれませんね。国からの規制など、しっかりとしたルールの上でサービスが提供されるという期待感にも繋がります。
CEOが語ったこと:顧客はすでに動いている
ワースターCEOはインタビューで、非常に興味深いことを語っています。それは、「私たちの顧客は、すでに今日、暗号資産に投資しています」という言葉です。
これは、チャールズ・シュワブを利用しているお客さんたちが、すでに他の会社(例えばコインベースなど)を通じて、ビットコインなどの暗号資産を保有しているという事実を示しています。シュワブからすれば「お客さんがわざわざ他のサービスを使いに行っている。それなら、うちで全部できるようにしてあげた方が便利だろう」という考えに至った、ということですね。顧客を他のサービスに逃さないための、自然な事業展開と言えるでしょう。
さらにワースター氏は、「シュワブの顧客は、取引所の20%以上を保有している」とも述べています。元の記事では少し情報が省略されていますが、これはおそらく、シュワブの顧客が暗号資産関連の金融商品をすでにたくさん持っていることを示しているのでしょう。
この発言から分かるポイントをまとめると、以下のようになります。
- チャールズ・シュワブの顧客は、すでに暗号資産への関心が高い。
- 会社として、その顧客の期待に応える必要があると判断した。
- コインベースのような既存の専門業者と競争する準備ができている。
ジョンからのひとことコメント
今回のニュースは、暗号資産が特別なものではなく、だんだんと私たちの生活に身近な「金融商品の一つ」として認められてきている証拠だと感じます。チャールズ・シュワブのような信頼性の高い企業が参入することで、業界全体の安心感も高まりそうですね。今後の金融とテクノロジーの融合がますます楽しみです。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
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