OpenAIとオラクルがタッグ!未来のAIを支える巨大プロジェクトが始動
皆さん、こんにちは!最新テクノロジーのニュースをわかりやすくお届けする、ITブロガーのジョンです。
今日は、皆さんがよくご存知の「ChatGPT」を開発したOpenAIに関する、とても大きなニュースが飛び込んできました。なんと、IT業界の巨人であるオラクル社と提携し、未来のAIを支えるための、とてつもない規模のインフラ(基盤となる設備)を拡大するというのです。今回はこのニュースについて、専門用語をなるべく使わずに、誰にでもわかるように解説していきますね!
OpenAIとオラクル、強力なパートナーシップを発表
まず、今回の主役となる2つの会社について簡単におさらいしましょう。
- OpenAI(オープンエーアイ):私たちの生活に大きな影響を与えている対話型AI「ChatGPT」を作った、今最も注目されているAI開発企業です。
- Oracle(オラクル):企業向けのデータベースやクラウドサービス(インターネット経由でコンピューター機能を提供するサービス)で世界的に有名な、巨大IT企業です。
この2社が、未来のAI技術を発展させるために手を組むことを発表しました。具体的には、OpenAIが進めている「スターゲイト」というAIインフラプロジェクトを、オラクルの協力のもとでさらに拡大していく、という内容です。
巨大プロジェクト「スターゲイト」って何?
「スターゲイト」と聞くと、SF映画を思い浮かべるかもしれませんが、これはOpenAIがAIを動かすために計画している、超巨大なコンピューター設備群のプロジェクト名です。AI、特にChatGPTのような高度なAIは、その頭脳を働かせるために膨大な量の計算を必要とします。その計算を処理するのが、データセンターと呼ばれる施設に設置されたたくさんのコンピューターです。
今回の提携は、この「スターゲイト」プロジェクトをさらにパワーアップさせるためのもの。いわば、AIのための「超巨大な脳みそ」を、さらに大きく賢くするための計画だと言えるでしょう。
驚きのプロジェクト規模!数字で見てみよう
このプロジェクトがどれだけすごいのか、具体的な数字を見るとよくわかります。
- 電力の拡大:新たに追加される電力は4.5ギガワット(GW)。ギガワットは電力の単位で、1ギガワットはだいたい原子力発電所1基分に相当します。つまり、原発4〜5基分もの電力を新たにAIのために使う、というスケールの大きさです!
- 使われるチップの数:このインフラで、200万個以上のチップ(AIの計算を行うための、コンピューターの脳にあたる部品)をサポートするとのこと。これもまた、想像を絶する数ですね。
- 雇用への影響:この巨大プロジェクトを通じて、アメリカ国内で10万人以上の雇用が生まれるとされています。技術の発展が経済にも良い影響を与える、素晴らしい例です。
- 全体的な投資額:この動きは、アメリカのAIおよびデータセンター能力を強化するための、総額5000億ドル(日本円で約78兆円以上!)という、さらに大きな投資計画の一部だそうです。国を挙げてAI技術の未来に投資していることがわかります。
これらの数字から、AI技術がどれだけ多くの資源を必要とし、そして社会に大きな影響を与える存在になっているかが伝わってきますね。
ジョンの一言
今回のニュースは、私たちが普段何気なく使っているAIの裏側で、いかに壮大なインフラが動いているかを改めて感じさせてくれるものでした。ソフトウェアだけでなく、電力や建物、そして多くの人々の働きによって支えられているんですね。特に「スターゲイト」という名前とその規模には、未来のテクノロジーへの期待と少しの畏怖さえ感じてしまいます。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
OpenAI And Oracle Partner To Add 4.5 GW To Stargate AI
Infrastructure, Advancing US Data Center Capacity