韓国からAI界の新星!LG電子が選んだ「フュリオサAI」って何がすごいの?
こんにちは、AI技術の世界をわかりやすくお届けするブログライターのジョンです!
最近、AIの世界で「おっ!」と注目されるニュースが飛び込んできました。韓国のAIチップ開発スタートアップ企業(新しい技術で挑戦する会社のことですね)である「フュリオサAI(FuriosaAI)」が、あの大企業LG電子と大きな契約を結んだんです!
AIチップというと、なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、実は私たちの生活にも関わる、とっても大事な技術なんです。今日は、このフュリオサAIがなぜLGに選ばれたのか、その秘密を一緒に見ていきましょう!
LGがフュリオサAIのチップを使う目的は?
今回、LG電子のAI研究部門がフュリオサAIの製品を採用しました。一体何に使うのでしょうか?
答えは、LGが開発している「エクサワン(Exaone)」というAIを動かすためです。
フュリオサAIが作っているのは、「AIアクセラレータ」と呼ばれる特別なチップ。これは、AIの膨大な計算をものすごく速く処理するための、いわば「AI専用のエンジン」のようなものです。
そして、LGの「エクサワン」は、「大規模言語モデル(LLM)」という種類のAIです。これは、たくさんの文章データを学習して、人間のように自然な文章を作ったり、質問に答えたりできる賢いAIのこと。皆さんが使っているチャットAIなども、この仲間ですね。
つまり、LGは自社の賢いAI「エクサワン」を動かすための心臓部として、フュリオサAIのチップを選んだ、というわけなんです。
なぜフュリオサAIが選ばれたの?決め手は「燃費の良さ」!
AIチップの世界には、すでに大きな会社がたくさんあります。そんな中で、なぜ新しい会社であるフュリオサAIが選ばれたのでしょうか?
その最大の理由が、「電力効率の良さ」、つまり「燃費の良さ」にあります。
AIを動かすには、たくさんの電力が必要です。電力を使うということは、電気代がかかるだけでなく、チップが熱くなってしまうという問題も出てきます。だから、できるだけ少ない電力で、高い性能を発揮できるチップが求められているんですね。
フュリオサAIのチップは、まさにこの「省エネ性能」が優れているんです。記事によると、こんなすごいテスト結果が出ています。
- あるテストで、フュリオサAIのチップは、5年前のNVIDIA社製のチップと比較して、ワットあたりの性能(消費電力1ワットでどれだけ計算できるか、という指標)が最大で2.25倍も高かったそうです。
これはすごいことですよね!同じ仕事をするのに、使う電力がずっと少なくて済む、ということです。これが、LGがフュリオサAIを選んだ大きな決め手になったようです。
ジョンからのひとこと
いやー、面白いニュースですよね。新しいスタートアップ企業が、独自の強みである「省エネ性能」を武器に、大企業との契約を勝ち取るというのは、なんだかワクワクします。これからのAIは、ただ賢いだけでなく、いかに地球に優しく、効率的に動くかという点も、ますます重要になっていきそうですね。
この記事は、以下の元記事をもとに筆者の視点でまとめたものです:
How AI chip upstart FuriosaAI won over LG with its
power-sipping design