こんにちは、Web3ブロガーのJonです!
最近、X(旧Twitter)などで「INFINIT」や「$IN Airdrop」といったキーワードを目にする機会が増えていませんか?「自分が持っているNFTや、遊んでいるゲームがエアドロップ(トークンの無料配布)の対象になるかもしれない」と、Web3界隈で大きな話題になっています。
この記事では、注目のプロジェクト「INFINIT」とその大規模エアドロップについて、初心者の方にも分かりやすく、そして正確な情報をもとに徹底解説していきます。Web3の新しい潮流を一緒にチェックしていきましょう!
INFINITってどんなプロジェクト? – Web3の「貢献」を可視化する新しい仕組み
まず、「INFINIT(インフィニット)」が一体どのようなプロジェクトなのか、その背景から見ていきましょう。
過去:分断されていたWeb3のエコシステム
これまで、多くのWeb3プロジェクト、特にゲームやクリエイタープラットフォームは、それぞれが独自の経済圏を持っていました。例えば、あるゲーム内で頑張ってアイテムを手に入れたり、ランキングで上位に入ったりしても、その「貢献」や「実績」は基本的にそのゲームの中でしか評価されませんでした。クリエイターも同様で、特定のプラットフォームでの活動が、他の場所で直接的に評価されることは少なかったのです。
このように、ユーザーの貢献は各プロジェクト内に閉じてしまいがちで、Web3エコシステム全体で見たときには分断されている、というのがこれまでの課題でした。
現在:INFINITが目指す「普遍的なインセンティブレイヤー」
この課題を解決するために登場したのがINFINITです。INFINITは自らを「ゲームとクリエイターのための普遍的なインセンティブレイヤー」と定義しています。
少し難しい言葉ですが、簡単に言うと「さまざまなWeb3サービス上でのユーザーの活動(貢献)を横断的に評価し、統一されたインセンティブ(報酬)を与えるための共通基盤」のことです。特定のゲームやプラットフォームに縛られることなく、ユーザーのデジタル世界におけるあらゆる貢献を追跡し、それに対して$INというトークンで報酬を与える仕組みを目指しています。
これにより、例えばあなたが複数のWeb3ゲームをプレイしたり、様々なコミュニティで活動したり、NFTを保有したりといった行動の一つひとつが、INFINITを通じて評価され、価値を持つようになるのです。
注目の$INエアドロップ(Genesis Drop)詳細
それでは、今回大きな話題となっている$INトークンのエアドロップについて、具体的な内容を見ていきましょう。この最初のエアドロップは「Genesis Drop」と名付けられています。
エアドロップの目的とは?
INFINITが大規模なエアドロップを行う目的は、主に以下の2つです。
- これまでのWeb3貢献者への報酬:Web3の世界を初期から支え、積極的に活動してきたユーザーやコミュニティに対して、感謝と敬意を示すため。
- 初期コミュニティの形成と分散化:プロジェクトの初期段階で$INトークンを広く配布することで、強力なコミュニティを形成し、特定の主体に権力が集中しない「分散型」のエコシステムを構築するため。
つまり、単なる宣伝目的ではなく、Web3の理念に基づいたエコシステムの立ち上げ方と言えるでしょう。
あなたは対象者?資格を確認しよう!
今回のGenesis Dropでは、総供給量100億$INのうち、10%にあたる10億$INが配布対象となります。公式発表によると、特定のNFTコレクションの保有者、Web3ゲームのプレイヤー、ソーシャルプラットフォームのユーザーなどが対象です。以下に、発表されている主な対象コミュニティの一部をまとめました。
対象となる可能性のあるコミュニティ(一部抜粋)
- NFTコミュニティ:Azuki、Bored Ape Yacht Club (BAYC)、Mutant Ape Yacht Club (MAYC)、Pudgy Penguins、Milady、DeGods、CryptoPunksなど、エンゲージメントの高い主要なNFTコレクションの保有者。
- Web3ゲーム:Parallel、Wildcard、Shrapnel、Nyan Heroesなど、活発なコミュニティを持つゲームのプレイヤーやアセット保有者。
- ソーシャルおよびクリエイタープラットフォーム:Friend.tech、Fantasy.top、Paragraphなど、新しい形のソーシャル体験を提供しているプラットフォームのアーリーユーザー。
これらのコミュニティが選ばれたのは、Web3エコシステムへの貢献度や活動量が大きいとINFINITが判断したためです。ご自身のウォレットが対象になっているか、気になりますよね。
エアドロップのスケジュールと参加方法
エアドロップに参加するための重要なスケジュールは以下の通りです。日付をしっかり確認しておきましょう。
- 2024年8月6日(米国時間):資格確認ポータルサイト公開
この日に公開される公式サイトで、自身のウォレットアドレスを接続することで、エアドロップの対象かどうか、また、どのくらいのトークンを受け取れるかを確認できます。 - 2024年8月7日(米国時間):トークン申請(Claim)開始
ポータルサイトで資格が確認できたユーザーは、この日から実際に$INトークンを受け取る手続き(Claim)を開始できます。
【重要】詐欺にご注意ください!
こうした大規模エアドロップの際には、偽のウェブサイトやSNSアカウントを使った詐欺が多発します。「急いで申請しないと権利がなくなる」などと煽り、ウォレット接続や秘密鍵の入力を求めてくるサイトは100%詐欺です。トークンの申請を行う際は、必ずINFINITの公式Xアカウント(@infinit_io)や公式サイトから直接リンクを辿るようにしてください。
$INトークンの役割と今後の展望
では、この$INトークンは今後どのように使われ、INFINITはどのような未来を描いているのでしょうか。
$INトークンの使い道(ユーティリティ)
$INトークンは、単にもらえるだけのトークンではありません。INFINITエコシステム内で重要な役割を果たします。
- ガバナンス:$INトークンの保有者は、INFINITプロトコルの将来に関する意思決定(例えば、どのゲームを新たに対象にするかなど)に参加するための投票権を持ちます。
- エコシステム内での利用:将来的には、エコシステム内の特定の機能を利用する際の手数料や、特別なコンテンツへのアクセス権として$INトークンが使われる可能性があります。
未来:INFINITが変えるWeb3の未来像
Looking ahead… 今後の展開として、INFINITの仕組みが普及すれば、私たちのWeb3との関わり方は大きく変わるかもしれません。
予想される展開としては、まずユーザーにとってのメリットが挙げられます。自分のデジタル上での活動や情熱が、一つのプラットフォームに縛られることなく、資産として蓄積されていく世界が実現します。ゲームをプレイすることも、アートを創作することも、コミュニティで発言することも、すべてが「価値ある貢献」として可視化されるのです。
一方で、クリエイターやゲーム開発者にとっても大きなチャンスが生まれます。自社のプロジェクトにユーザーを惹きつけるためのインセンティブ設計を、INFINITの仕組みを利用して簡単かつ効果的に行えるようになるかもしれません。これにより、より多くの質の高いプロジェクトが生まれ、エコシステム全体が活性化していくことが期待されます。
INFINITは、ユーザー、クリエイター、開発者がよりフェアに繋がる、新しいデジタル経済圏の基盤となる可能性を秘めているのです。
まとめ
INFINITの取り組みは、これまでWeb3エコシステムを支えてきた多くの人々の「貢献」に光を当てる、非常に意義深い試みだと感じます。個々の活動が繋がり、正当に評価される未来は、Web3が本来目指すべき「ユーザーが主役の世界」を大きく前進させるかもしれません。まずは8月7日の申請開始に向けて、公式情報をしっかりと追いかけていきましょう!
この記事は、以下の公開情報を参照し、筆者がファクトチェックのうえで構成したものです:
- INFINIT Announces Details Of IN Airdrop Ahead Of August 7 Claim Launch
- INFINIT 公式Xアカウント (@infinit_io)
- INFINIT 公式サイト
- CoinDesk – Infinit to Airdrop 1B IN Tokens to Gamers, NFT Holders From Azuki, BAYC, Others