本日のGameFi/NFT/M2E/P2EまたはWeb3技術ニュース総まとめ(JST)
2025年10月17日(JST)の最新動向をテーマ別に整理してご紹介します。本日はGameFiやNFT分野で“公式”の新着情報が限られていたため、代替としてWeb3技術――特にAIエージェントやワークフロー自動化、最新AIツールを中心に、プレイヤー・クリエイターの業務・生活をどう変えうるか、公式発表や一次報道を基にやさしく解説します。
なお、調査と下書きの下地作りにはGensparkを使うと、下調べ〜構成案の作成が一気通貫で進みます。詳しくはこちらの解説をご覧ください。
1. Make.comが「Maia」および次世代AIエージェントを公式発表(Waves ’25)
概要
世界的なワークフロー自動化サービス「Make.com」は、2025年10月16日(JST)開催のカンファレンス「Waves ’25」で、新AI・オートメーション機能「Maia」や次世代AIエージェントの“ビジュアル設計機能”などを含む、大型アップデート群を公式発表しました。
詳細
Maiaは、自然言語でAI&自動化設定ができ、会話ベースでワークフロー構築・確認・調整が可能な新機能です。ユーザーはコード不要でAI活用・業務自動化の設計・確認・修正を“目で見て”直感的に進められます。加えて「Make Grid」やエージェント再利用機能も発表され、各種AI/ノーコードツール連携網を一元的に可視化・管理できるようになります。
Maiaを含む新機能群は、数週間以内に順次リリース予定とされています。
実務影響
プレイヤー・クリエイターは継続的な業務自動化・AI連携を誰でもワンクリックで実装できるようになるため、ツール管理・更新作業の工数削減や自作エージェントの安全運用が大幅に楽になります。データ連携の“目視”管理やワークフローの迅速な検証が可能となるため、エラー検知・修正も高速化し、日々のオペレーション効率が向上します。
JST日時・出典:2025-10-16 20:00 JST / Make公式ブログ
資料作成の時短には、AIでスライドやWebページを即座に生成できるGammaも便利です。
2. Gensparkの最新AIモデル「OpenAI o3-pro」無料開放開始
概要
Gensparkは、無料ユーザー向けに最新AI推論モデル「OpenAI o3-pro」を正式開放すると2025年10月16日早朝に公式発表しました[1]。
詳細
o3-proは計算能力・推論精度ともに従来のo3シリーズを大きく上回り、最大200Kの入力ウィンドウと100Kの出力をサポート。毎日200ポイントまで無償利用が可能、Plusユーザーは無制限。価格は大量利用時も従来比80%安価になっています(入力20ドル/100万token、出力80ドル/100万token)。複数のAIツールを自動呼び出し、ウェブ検索やファイル分析、ビジュアル推論、Python利用、個別記憶からのパーソナライズ回答などを1つの対話で実現可能です。
実務影響
最新AIモデルを“費用を気にせず”体験でき、自動調査・資料作成・コード生成・分析が効率化。トークノミクスやロック解除検証、NFT画像分析、ディスコードBot制作など、「日々の小タスク〜業務レベルの分析」をワンストップで進められるようになります。
JST日時・出典:2025-10-16 08:30 JST / Genspark公式発表[1]
3. Make.comコミュニティで大規模AIエージェント連携シナリオが新規公開
概要
ワークフロー自動化のMake.comコミュニティ内で、DiscordやGoogleカレンダー、Facebookペイメント等と連携するAIエージェントの新シナリオ事例が複数公開されています。2025年10月17日未明には「AI Agent+WhatsApp決済」の連携運用アイデアや「Google Calendar MCP」の具体例が話題に[12]。
詳細
例えば、Discordのチャンネルから投稿画像を取得し、AIエージェントがGoogle Driveへ自動保存、通知も自動化。カレンダー管理やEtsyなどマーケットプレイスでの出品管理自動化、複雑なアグリゲーター(繰り返し・集約処理)もノーコードで設計できます。特定のAIサービス(例:PerplexityやOpenAI)へのAPI呼び出しも簡単に組み込めるようになり、複数アプリ連携を1シナリオで完結できる事例が増加中です。
実務影響
自分専用の“動くAIエージェント”やデータ自動連携が、すべてノーコードで構築可能。ゲーム運営やNFT出品管理、マーケット分析の通知・レポート作成など日常業務を効率化。エラー検知や修正もコミュニティサポートで安心です。
JST日時・出典:2025-10-17 03:00~05:00 JST / Make Community最新トピック[12]
4. SnapLogic発表:「統合型AI・業務自動化プラットフォーム」の最新推奨事例(2025年版)
概要
SnapLogicが、2025年版「業務自動化・AI連携プラットフォーム」主要比較・最新事例を公式ガイドとして公開。GameFi運営から一般事務処理まで幅広いAI/自動化ユースケースに注目が集まっています[10]。
詳細
2025年最新版では、SnapLogic(1,000種類以上の連携コネクタ)を軸にAzure Data Factory、Boomi、Fivetran、Informatica、MuleSoft、Tray.ai、Workatoなど主要iPaaSサービスのリアルタイム可視化・AI補助・価格体系を分かりやすく一覧化。特にマーケティング(リード集計〜顧客管理)、金融(受発注〜会計統合)などの仕事を“AIと業務フロー自動化”でつなげる標準例が示されており、CRM、SAP、Workday等へのスマート連携、GA4やHubSpotへの自動書き込み、Salesforceイベントの連動自動化で業務負荷が大幅に低減されることがポイントです。
実務影響
GameFiプロジェクトやNFT事業者は、これらプラットフォーム連携を使えば「複数ツール・マーケットのID・会計記録」を自動で同期、AIを使った分析・改善も可能。“ヒューマンエラー防止・レポート出力自動化”で時間・人的コストの省力化が期待されます。
JST日時・出典:2025-10-16 12:00 JST / SnapLogic公式ガイド[10]
5. Minimax×Make.comで画像・動画生成AIのノーコード連携が拡充
概要
AI画像生成モデル「Minimax」とMake.comの連携機能が新たに拡充され、ノーコードで画像・音楽・動画自動生成が可能に。2025年10月17日深夜、コミュニティユーザー経由で新モジュール事例が公開されました[6]。
詳細
Minimaxとの連携で「テキスト→画像生成」「画像→動画化」「音声→音楽化」など多様な自動生成モジュールがMake.comのワークフロー設計画面で選択可能。APIキー取得による認証が必要ですが、アプリ接続→希望モジュール選択→データ投入のみで自動生成フローを組めます。独自テンプレートも拡充中。
実務影響
NFT画像の自動生成やGameFiコンテンツのプロモーション素材制作など、クリエイター領域の省力化。AIが素材設計を補助し、非エンジニアでも“ゼロから創作”が加速できます。
JST日時・出典:2025-10-17 01:10 JST / Make Apps Documentation[6]
補助トピック・関連動向まとめ
- Gensparkの開発・収益最新状況:「9日間でARR1,000万ドル」公式発表。実務への影響は高速AI開発基盤の普及加速。[5] 2025-10-16 18:00 JST
- Google画像AI「Gemini 2.5 Flash Image」搭載nano-bananaの性能解説(Genspark発):NFT画像編集やプロモーション画像生成で従来ツールを凌ぐAI性能が利用可。[9] 2025-10-16 15:30 JST
- Make Grid新機能:AI連携・自動化ワークフローを“一覧で見える化”。影響は複数AI・プロトコル運用のセーフティ強化。[8] 2025-10-16 20:30 JST
- Make.comコミュニティでAIエージェント設計・API呼び出し事例急増。業務効率化・通知自動化のニーズ大。[12] 2025-10-17 03:30 JST
用語ミニ解説(初心者向けグロッサリー)
- AIエージェント=自律的に思考・計画し、様々なツールやサービスを自動的に呼び出す人工知能。
- ノーコード=専門知識がなくても、プログラムを書くことなくツールやアプリを組み立て運用する仕組み。
- iPaaS(Integration Platform as a Service)=複数のクラウドサービスやアプリ間のデータ連携・自動化をオンラインで提供するプラットフォーム。
- API=アプリやサービスが他のアプリ・ツールに命令したり、情報をやり取りするための“つなぎ口”。
- トークノミクス=トークン(独自コイン)の配分設計・発行ルール・インセンティブ条件のこと。プロジェクトの経済設計。
- モジュール=アプリやツールの“部品”として、特定の機能や処理を行うコンポーネント(例:画像生成モジュール)。
公開フローの自動化には、ノーコード連携のMake.com(旧Integromat)も覚えておくと役立ちます。
まとめ(Jonより)
本日はAIエージェントと業務自動化の公式発表や新事例が多数登場し、プレイヤー・クリエイターの実務効率化が“現場で実現できる段階”に入りつつあります。各プラットフォームの新機能はノーコード設計が進んでおり、初心者でも手軽に業務連携・AI活用が可能です。今後は自分だけのAIエージェント・自動化フロー設計をいち早く試してみると、生活や事業の質が変わるはずです。
参照情報源
- Make公式ブログ/「Introducing Maia by Make: Build AI & automation through conversation, transparently」(2025-10-16 20:00 JST)
- Genspark公式発表/「通用智能体Genspark 免费提供OpenAI o3-pro 模型」(2025-10-16 08:30 JST)
- Make Community最新トピック/「WhatsApp + Agent + Payments for coffee shop ordering system」(2025-10-17 03:00 JST)
- SnapLogic公式ガイド/「Top Integration Platforms with Pre-Built Connectors (2025 Guide)」(2025-10-16 12:00 JST)
- Make Apps Documentation/「Minimax – Apps Documentation」(2025-10-17 01:10 JST)